武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

今朝の三枚おろし【その科学があなたを変える/リチャード・ワイズマン】

2014年03月24日~2014年03月28日 AM東海ラジオ放送まとめ

笑うから、幸せに感じる。

その科学があなたを変えるその科学があなたを変える
リチャード・ワイズマン 木村博江
文藝春秋


感情が行動を支配すると思われていた。
不安だから汗が出る、幸せだから笑う…ちがうのではないか。

しかしそれはちがう、疑いをもつ科学。
感情とは心理とは、因果論とは真逆なのではないか?
幸せそうに振る舞うことが、幸せになることではないか。
成功したように振る舞えば、成功するのである…という科学。

笑いは万国共通、作り笑いは全世界で見抜かれる

アズイフの法則。
認知心理学、実験心理学という新しい心理学が力をつけている。

感情はあとから操作できる。
表情が先にあり、そこから感情が生まれる。
そして言葉がまずあり、怒りにも喜びにも鳴る。

怒りを怒りで消すことはできない。
他社へ向けた怒りは、必ず自分へも向かう。
自分を変えるのは、自覚である。

(加筆予定)

今朝の三枚おろし【ヤワらか英語アタマをつくる/霜村和久】

2014年03月10日~2014年03月14日
2014年03月17日~2014年03月21日 AM東海ラジオ放送まとめ

正解は一つではない

もちろんネイティブじゃなくてもいい。

ものは言いようである。
忘れものはない?を英語で何と言う?
ええと、forgetを使ってなんちゃらeverything OK?でいい。

ヤワらか英語アタマをつくる 英作文教室 (The Japan Times ST LIBRARY)ヤワらか英語アタマをつくる 英作文教室
霜村 和久
ジャパンタイムズ


頭の体操である、決して英会話ではない。
いまだに読み飽きない本なんです、という鉄矢さん。

「ひとめぼれ」はラブ、アットファーストサイト。

(加筆予定)


[ 2014/03/23 12:45 ] 【し】霜村和久 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【統計学が最強の学問である/西内啓】

2014年02月24日~2014年02月28日
2014年03月03日~2014年03月07日 AM東海ラジオ放送まとめ

すごい自信に満ちあふれたタイトル。
全部読んだが、半分くらいしか分からなかった、と鉄矢さん。
しかし…その半分までが十分おもしろかったもんですから…と。

統計学が最強の学問である統計学が最強の学問である
西内 啓
ダイヤモンド社


テレビの視聴率、当たってるのか?
統計学からはじき出された人気度、アンケートもそう。

(加筆予定)

[ 2014/03/23 12:29 ] 【に】西内啓 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【「あきらめる」健康法/小林弘幸】

2014年02月10日~2014年02月14日
2014年02月17日~2014年02月21日 AM東海ラジオ放送まとめ

去年の夏、猛暑続きで睡眠不足に悩まされた鉄矢さんの話から。
睡眠導入剤を飲んだり、夜が来るのが怖いという体験。

人間は5時間寝れれば病気じゃない。

自律神経を整える 「あきらめる」健康法 自律神経を整える 「あきらめる」健康法 (角川oneテーマ21)
小林 弘幸
KADOKAWA / 角川書店


(加筆予定)
[ 2014/03/23 12:20 ] 【こ】小林弘幸 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【aとtheの物語/ランガーメール 】

2014年01月27日~2014年01月31日
2014年02月03日~2014年02月07日 AM東海ラジオ放送まとめ

aとtheを間違えると気持ち悪い

冠詞という概念のない日本人。
英語使う人は、冠詞に敏感で、ときに怒ったりする。

aとtheの物語
ランガーメール 2003-08

ダウンロード

aは、たくさんの中のひとつ。
theは、ワンアンドオンリー。

今朝の三枚おろし【脳は楽観的に考える/ターリ シャーロット】

2014年01月13日~2014年01月17日
2014年01月20日~2014年01月24日 AM東海ラジオ放送まとめ

脳は、思い出を貯めるためにあるのではない。

未来を想像することらしい。
その想像は、楽観的バイアスがかかっている。
どうもいいことあるぞ、というふうに作られた人間。

脳は楽観的に考える脳は楽観的に考える
ターリ シャーロット Tali Sharot
柏書房


明るい未来を想像して、サルからヒトになった。
楽観とは、最大の錯覚かもしれない。

うぬぼれ脳は、悲劇も起こす。
雲の中でパイロットが上昇を急降下と錯覚し墜落したり、その逆も。
脳は勘違いしやすい傾向を持っている。

逆さに見せた写真「少女は笑っていますか呪っていますか」とテスト。
笑っているように見えるが、天地を戻すと不気味に歯をむき出している。
パイロットの錯覚とは違うが、脳は楽観的にも錯覚をする。

カラスは、食べ物の賞味期限と、今日と明日が分かるらしい。
チンパンジーには、今と前後くらいまで判別できる。
時間への認識が深い人間は「自分の死」が理解できる。
(ほかの動物は自分の死が理解できない。)

過去を未来のために活かせるのが人間の脳。
それは、楽観バイアスをもつからである。


虚構が、嘘を現実にする。
「ホラは吹き当てる」と鉄矢さんのお母さんが言っていたという。

フィギュアスケート「一番良いメダルを獲る」と予言した選手9割が獲る。
成就的予言を宣言した選手の方が、宣言しない選手よりメダルを獲っている。
「必ず獲れる」と監督からも楽観的にイメージできることが重要。

楽観的でなければ、脳は力を発揮できない。
楽観であることで、身体も心も調子が良くなり、結果も良くなる。
脳幹からオキシトシンが全身へ分泌され、結びつく。

笑顔、希望、それはどこからやってくるのか。
幸せだから笑うのか、笑うから幸せなのか…

鬱は、感情が固まるのである。

鬱とは、感情全般が固まるのである。
「まず笑う」ことができなくなり、「笑う門に福」来たらない。

鉄矢さんは売れないとき「売れっ子ごっこ」をやっていた。
収録終わったらわざと駆け足で帰ったり、
一人でインタビューの準備したりしてた。

未来予測は、科学的には暗い。
しかし、楽観することで変えられる。
努力しないと、楽観はキープできない。

お正月、日本人の不思議な習慣

2014年01月06日~2014年01月10日 AM東海ラジオ放送まとめ

日本人の習慣を三枚おろし。

お正月は冬場のお盆。
丸餅は、神様(先祖)が座る場所。
アシタバ、ウラジロ、おせちの意味。

「かみつく」=「神付く」

獅子舞に噛まれると良いのは、子供の丈夫を願う。
だが獅子踊りは鹿のこと、シーサーはライオン。

諸葛孔明が49人の生首の代わりに神に供えたのが、挽肉を小麦の皮でくるんだもの。
それを見た者たちが真似て、饅頭を供える習慣ができたという。
饅頭の「頭」はその名残りである。

「えんがちょ」の指のかたちは、イギリスで幸運を願う仕草と同じ。
夜に口笛を鳴らしてはいけない、嘯く(うそぶく)とも言う。

ウソを付くときと同じ口すぼみをするのがいけない。
ウソという鳥が実際にいて、神を寄せる力があると言われた。
また、口笛の音が魂が抜ける音と言われている。

ゆびきりげんまん、遊女とのあそび歌だった。
てるてるぼうずの話など、鉄矢さんの英語の先生をゲストに招いてのお話。


[ 2014/01/16 01:49 ] 番外編 | TB(0) | CM(1)

リスナーからのお手紙

2013年12月30日~2014年01月03日 AM東海ラジオ放送まとめ

水谷さんがヌード出しのか?とお手紙
→企画で撮ったが大事な箇所は隠してますと水谷さん。

修行論は難しすぎた、分かりやすく教えてほしかったとお手紙。

アジアは、「中国的な国」「インド的な国」しかないはずだが、
日本はどちらにも似てない。そこが面白いという鉄矢さんの話。
表音文字は奇跡だ!という話、能登半島に行った話。

荒川静香はスカートを綺麗に舞わせる選手になりたかった。
伊藤みどりを観てフィギュアやろうと決めた浅田真央。
真央が落ち込むと、衣装を改造してプレゼントした伊藤みどり。

どちらも「衣」の話である。
悲哀の「哀」は衣に涙が落ちる。

縄文土器へのロマンや、水俣病の話。
「正しい謝りかた」を三枚おろししてほしいという注文。
猪瀬知事の話に触れて、締め。




今朝の三枚おろし【わたしたちの体は寄生虫を欲している/ロブ・ダン 瀬名秀明】

2013年12月16日~2013年12月20日
2013年12月23日~2013年12月27日 AM東海ラジオ放送まとめ

心臓手術で抗生剤まみれになったとき、
妙に散歩がしたくなった鉄矢さん。ジムにも行きたい。
砧公園の湿っぽい空気が吸いたい、ジムで他人の汗くささに触れたい。
人は、本能的に異物を欲しているのでは?と思い手にした本。

わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)
ロブ・ダン 瀬名秀明
飛鳥新社


免疫不全、クローン病の共通点は冷蔵庫か?
腸内に残る原始からの菌が、安全になった現代の肉体を攻撃する。

クローン病の治療として、寄生虫を腸内に定着させる。
すると完治した人が90%以上となった。

寄生虫、というと気持ち悪いが「腸内細菌」だと話が変わる。
善玉菌と悪玉菌、すべて殺すと人間を殺すことと同義。
腸内には細菌が必要なのである。

勝ち続ける(生き続ける)ためには、敵を皆殺しにしてはいけない。

2005年、盲腸の役割が判明した。
免疫システムの中で、外から進入した菌を隠すという役割。
悪い菌の隠れ宿として、システムに刺激を与え続ける。


わたしたちの体は寄生虫を欲している (ポピュラーサイエンス)/ロブ・ダン 瀬名秀明
[ 2013/12/31 13:01 ] 【ロ】ロブ・ダン | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【すぐれたゴルフの意思決定/印南一路】

2013年12月04日~2013年12月06日
2013年12月09日~2013年12月13日 AM東海ラジオ放送まとめ

練習は必要、だが上達の条件ではない。

上達とは、ショットの成功率に現れる。
意志決定、心を決めることである。
ゴルフは人生に通じるものがある。

すぐれたゴルフの意思決定すぐれたゴルフの意思決定
印南 一路
東洋経済新報社


判断力の向上、ものごとをどう決めていくか、である。
これはゴルフだけに言えることではない。

なぜミスをするのか?

自分が犯したミスの種類を、分析できるようになること。
そもそも、人間は錯覚するようにできている。
頭で理解してても、身心がついてこない…なんて経験もあるだろう。

脳内で交差する視神経、実は視界の一割程度しか見えてない。
つまり実際とは見え方、捉え方がちがうのである。

足の裏で、傾斜を測ることなんてできない、絶対に。
視界の背景に森があると近くに見えて、空があれば遠くに見える。

錯覚を楽しもうとする知的な努力が必要だ。


ゴルフとは、錯覚にはじまるミスのゲームである。
成長の実感と、安定したスコアの快感を味わおう。
飛ばしの快感は捨てるべきである。

私がどう意志決定したか、正解はない。
熟慮と即断、この矛盾をどう技にして身につけるか。

恍惚するスポーツ、ゴルフ。
だからこそ自己制御が必要である。
熟慮に必要なのは時間ではない、選択肢である。

・ものすごくドキドキする
・ドキドキする
・ドキドキしない

この3つのどれをやろうとしてるのか。
ドキドキは2度続かない。

ナイスショットを求めずに、
3回に1回の成功確率を上げること。

「夢を見た者は、必ず上達。」そんなことはない!
果てしない上達を求めず、ミスと向き合うこと。


すぐれたゴルフの意思決定(東洋経済新報社)/印南一路
[ 2013/12/31 11:46 ] 【い】印南一路 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【売(バイ)の極意/吉村泰輔】

2013年11月18日~2013年11月22日
2013年11月25日~2013年11月29日 
2013年12月02日~2013年12月03日 AM東海ラジオ放送まとめ

日本は、製品よりもセールスマンのパワーが落ちているのではないか?

売(ばい)は寅さんの匂いがする。
実演販売の修行場は、かつて秋葉原だった。

アキバ発! 売(バイ)の極意 ―ガマの油売りもドラッガーも思わずうなる!?実演販売のプロが教える古くて新しい「超絶の販売術」その5つの極意!アキバ発! c ―ガマの油売りもドラッガーも思わずうなる!?実演販売のプロが教える古くて新しい「超絶の販売術」その5つの極意!
吉村 泰輔
健康ジャーナルシャ


テレビショッピングに出ているのは、秋葉原出身だ。
著者は、テレビで一日に最高金額は6500万円売った。

極意、人(じん)をつける。
実演販売の場を、声だけで作る。
海援隊もそうだった。道玄坂で工事を止めたこともあった。

デパート下りエスカレータの人だまり、なぜ下りか?

「ほら、見てください、こんな頑固な汚れがホラ!!」
「なのにこの洗剤ホラ!口に入れても大丈夫なんです!」

空白の法則、ここでわざと喋らない。
通行人の人垣は、ここで「考える」。

同意、交換、ユーモアで客を一歩踏み出させる。
通行人から客、そして消費者へ変えていかなければいけない。

ミラーリング

相手と身振り手振り表情を合わせる。
営業マンもそうしているんじゃないか?
母が子に「どこが痛いの?」とする顔と同じ。

実演販売でもそう。
一歩前に出たお客と同じ顔になる。

ぺーシング
声の調子、大小、明るさ、表情、静けさ…も合わせる。


少し脱線
日本人はすぐ裸になりたがる。
腕まくり、宴会場で浴衣をまくり上げる。
日本人にとって裸は、やる気を見せるみたいな。
裸祭りがいくるあるんだ日本は…と外国人に話してみると良い。

バックトラッキング

相手の話を丁寧に反復、感情を適時、相手の話を要約
鉄矢さんが奥さんに実験した。

ポケットからショーパブの女の子の名刺が出てきた。
肉を食べてるレシートが出てきた。

なるほど、なるほど、分かる分かる。
浮気を心配している、そう、心配しているんだね…
アナタが言いたいことは…だね(と繰り返す)

クレーマー対策にも使える。
同調と共感、確認できた事実を繰り返す。

そして突然、相手に感謝の言葉を送る。
「頷いていただいてありがとう」
同意に対する感謝の言葉が生まれ、対決姿勢が消える。

対人距離120cm

寿司屋のカウンター。
ちょっと手を伸ばすとお茶が出てくる距離。

2・6・2の法則
10人中、2人は買わず、6人が迷い、2人が客になる可能性あり。。
この見極めが売り上げ差につながる。

序破急のリズムのしゃべり方、スタジオで実演。
ミネラルウォーター、いらねえよという客に対し
「実は、私もそうでした。」

この「実は」が魔法の言葉になる。
日本語特有の、告白の枕詞。


効き五感を見抜く

相手の感性が何なのか?
目・耳・皮膚なのか?

質問したとき、相手の目玉の動きで見抜く。
上が目の感覚、
横が耳の感覚、
左下(自分から見て)が皮膚感覚のひと。
右(自分から見て)なら過去に。
左上なら未来に。

日米の実演販売差、
アメリカ人は、野菜切りながら話せない。

日本の大手家電メーカーの失敗要因は、
製品の失ではなく、売の達人を育成してないことじゃないか?

「人生とは、私を売り出す実演販売です」
と著者の言葉で〆め。

売(バイ)の極意(康ジャーナルシャ)/吉村泰輔

[ 2013/11/26 12:19 ] 【よ】吉村泰輔 | TB(0) | CM(0)

リスナーからのお手紙

2013年11月11日~2013年11月15日 AM東海ラジオ放送まとめ

内田論(辺境論より)
他人の意見を受け売りしている人は、
主張するだけで妥協できない、自分の意見ではないから。
そういえばプロポーズの言葉もたいてい借り物だ。

縄文の話。
似ても焼いてもまずいのは、たぬき。
うまい鹿を絶やさないようにしていた縄文人。


今朝の三枚おろし【「売り言葉」と「買い言葉」/岡本欣也】

2013年10月28日~2013年11月01日
2013年11月04日~2013年11月08日 AM東海ラジオ放送まとめ

吉野家のキャッチコピーの移り変わりが、
時代の価値の優先基準を表している。

1960年代、うまい、早い
1970年代、早い、うまい、安い
1980年代、うまい、早い、安い
2000年代、うまい、安い、早い

「売り言葉」と「買い言葉」―心を動かすコピーの発想 (NHK出版新書 412)「売り言葉」と「買い言葉」
―心を動かすコピーの発想

岡本 欣也
NHK出版


ヒサヤ大黒堂の「ぢ」、たった一文字の最高の売り言葉だという。
○○しよう、が売り言葉(キャッチコピー)の基本。

トリスを飲んでハワイに行こう
そうだ、京都へ行こう
お正月を写そう

日本を休もう、のときの話。
鉄矢さんは「思えば遠くへ来たもんだ」でCMコンペに参加した。
しかし谷村新司の「いい日旅立ち」に負けた…という。

売り言葉は、あまり凝った言い回しをしない方がいい。

ゼブラのシャーボ。
「右へ回すとシャープペン、左へ回すとボールペン。2本分。」
「一粒300メートル」
そのものの機能をストレートに言った方が良い。

相模ゴム。
商品に微細な穴があり、回収・チェック強化による品薄のため、
新聞の一面に謝罪広告を出した伝説の売り言葉、たった三文字

「チン謝」



買い言葉とは、消費者側の言葉。
ものを買う側の目線で「自分のこと言ってるんじゃないか?」と思う言葉。

百貨店のコピー。

安いものは欲しくない。
安くなったものが欲しい。


サントリー。

恋は遠い日の花火ではない。

つぶやき、小声の言葉に傑作が多い。
伊勢丹、「あ、風がかわったみたい。」
美容家電シリーズ、「綺麗なお姉さんは好きですか」

糸井重里は傑作が多い。

キミと、はじめて 「あんなこと」になった頃。
まだ、このジーンズも、 恥ずかしいほど、青かった。
暗がりで、ゴワゴワ、 音なんかしちゃってサ。


鉄矢さんが最近始めたフライフィッシングの話。
高価な釣り道具やブーツを買った話。
…に脱線する。

内田樹の言葉
「人は原因と結果を逆に考える悪い癖がある」
と脱線…

他者と死者―ラカンによるレヴィナス (文春文庫)


世の中バカが多くて疲れません?
エーザイ

目的があるから、弾丸は速く飛ぶ
パルコ

おいしい生活
西武百貨店(糸井重里)

あいててよかった
セブンイレブン

年賀状は贈り物だと思う
日本郵政

最後に勝つのは、たくさん書いた人。

ど真ん中の価値を探すこと、しつこく取材すること。
深く掘るには、広く掘らなければいけません。
コピーを頼まれたら、100案考える著者の名言。

コピーは企業を誉める。
誉めるという言葉づかいが日本ではパワーダウンしてないか?
メディアの仕事が隙あらば叩く、になってないか?

誉める大切さをもう一度考えて欲しい。
1999年、60の企業が共同で出したコピー、「日本を誉めよう」
そごう西武の傑作「お父さんだって、誉めれば育つ」で締め。



「売り言葉」と「買い言葉」―心を動かすコピーの発想 (NHK出版新書 412)/岡本欣也
[ 2013/11/04 16:53 ] 【お】岡本欣也 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【修業論/内田樹】

2013年10月14日~2013年10月18日
2013年10月21日~2013年10月25日 AM東海ラジオ放送まとめ

お腹を凹めようとしてジムに行くと続かない。

目的を持たない方が続く。
柔道では、金メダルを取ろうとする→パワハラが問題。
相撲では、横綱を出そうと必死になり→暴力沙汰の稽古。

修業論 (光文社新書)修業論 (光文社新書)
内田 樹


ウチダ先生は例え話をほとんど使わないから、分かりにくい。
しかし鉄矢さんの持論と、例え話が入り交じる三枚おろし。
どこまでが著者の論かが分からないが、ウチダ論がつづく。

敵を作らないことが、無敵なのである。

例えば、加齢と老化を敵と捉えるなら、
生きていること自体が敵になる。
年をとることは、人の構成要素のひとつなのだ。

因果のなかに自分を置くならば、敵が生まれる。
むやみに敵を作りたがる現代社会。
敵を挙げつづけることは、疲れる。

敵の動きに反応するな

敵の動きを気にするということは、敵に心が捉われている証拠。
「守るべき私」を忘れたとき、武道は最強になる。

目指すものがあるとき、パワーダウンする。
歌もそうで「のっちゃった」ていう瞬間だったりする。
ただひたすらに、のびやかな状態が良い。

ジムに行った回数を数えてると、ロクなことがない。
自分の身体を、自分が支配している思ったら危険だ。

ふと気が付くと、成果がある。
「そろそろ、勝てるだろう」と思っているうちは負ける。

鍛えるという発想が、弱さを構造化させる。

鍛えようとすら、思わない方がよい。
自分を弱さからスタートさせることになる。

動いて、汗かいて、ああ気持ちよかった~だけで良い。
自分も相手も強くなるべく、競争相手を応援しても良い。

「自我」などは存在しない。
幼児期には存在しなかったはずだ。
「自我」は「自己」と言いかえても良い。

自我は、生きるための一個の道具にすぎない。

生命活動の中心にあるものは、生きる力である。
生きる力は、自我機能を停止させる。

「我を忘れた」ことがあるだろう、思い出してみて欲しい。
危機的な意味で考えて、最も邪魔になるものが「自我」である。

災害時、「我先に」では全滅してしまう。
自我を捨て去ることができるのが、生きる力である。

自我を持つ者は、非常時に集団を絶滅に追い込む。
「自我」を脱ぎ捨てるのは、非常時に必要な「情報」を得るため。

武道とは、敵と一体になるための練習ではないだろうか。
敵と一心同体になれるほどに、自我を捨てるのだ。
そうして、敵と共に助かるかも知れない。

私と相手、ではない。
頭がふたつ、手が4本のキマイラ(=複合動物)になるのだ。

その時、自分の身体を操るのは「自我」ではない。
自我を脱ぎ捨てる訓練、それは性的なエロス論とも捉えられる。

人は、神になろうと勘違いしたとき、悪になる。
ヒトラーもムッソリーニもポルポトも、1000年王国を一代で築こうとした。

修行するということは、人が人であろうとする練習。
ジムに行ったり、道場に通ったり、生身であろうとする練習。


修業論(光文社新書)/内田 樹
[ 2013/11/03 07:55 ] 【う】内田樹 | TB(1) | CM(0)

今朝の三枚おろし【脳のなかの天使/ラマチャンドラン】

2013年09月30日~2013年10月04日
2013年10月07日~2013年10月11日 AM東海ラジオ放送まとめ

シバ神の世界観を持つ脳科学者

脳のなかの天使脳のなかの天使
V・S・ラマチャンドラン 山下 篤子
角川書店


鳥の進化。羽は魚のうろこからの進化。
もともとは保温のために纏った羽を、飛ぶために使った。
人間の肺は、魚の浮き袋だった。

スモールサイエンス。
小さな道具で宇宙の真理を追究、証明してみせる。
ガリレオが羽と鉄球を斜塔から落としたように。
電車のつり革の揺れで、地球が自転していることを証明できる。


以前、鉄矢さんが「夢中になって三枚おろしでおしゃべりした」と話す全作↓

脳のなかの幽霊 (角川文庫)


自然界は相転移に満ちている

サルとヒトはどこがちがうのか?
ヒトはある瞬間から、バナナの先の星をつかもうとした。
サルとヒト、脳のちがいは数カ所しかない。

幻視、幻脳。
失ったはずの左手の指がかゆくなったりする。
その感覚が、頬の一部やアゴに移ったりする。
失った左手と顔の「脳内の配線」が近い。

身体の中央に鏡を置いて、右手を動かす。
一週間続けると、かゆみが消える。

脳に左手があるように錯覚させることで、
かゆみの信号を出させないようにする。

幼形成熟

子供のまま成人すること。
人は、その最たる種である。
子供っぽさから文化を作った。

笑顔は、攻撃の表情。
サルなんかがそう。

笑顔は、攻撃しようとして止めた顔。
「うーっそだっ」っていう子供っぽさ。

脳の混乱が、笑顔の根源があった。
歯をむき出しにして笑う人は、噛もうとしてるんじゃないか。

自分は借りもの、自分のものではない。

年をとると、うぬぼれが薄らいでいく。
…という人と、そうでない人もいる。

ウチダ論に逸れる。
自分自身が、すべて自分のものであると勘違いしてる馬鹿が多い。
借りてる、とは思えないのだろうが。

エロスが訪れ、去っていくように、
満ちていたものは、己のものではない。

自分を満たしていたものが、どこかへ還っていく。
ツタヤへ期日内に返却した達成感のように、
年をとるということは、返却期間ではないだろうか。

友人の顔が思い出せない

失認。
お母さんを見てお母さんと思うことができなかったりする。
「見た」という感情が思い出せないと、「見た」ことにならない。

脳内では、およそ40の領域が「見る」を作っている。
そのうち一つでも欠けると「見る」が成り立たない。

「見た」という学習。
カヌーしか見たことのない人は、
目の前にある帆船が、見えない。


脳のなかの天使(角川書店)/ラマチャンドラン

今朝の三枚おろし【日本人の9割に英語はいらない/成毛眞】

2013年09月16日~2013年09月20日
2013年09月23日~2013年09月27日 AM東海ラジオ放送まとめ

「お・し・だ・そう」高齢者詐欺

振り込め詐欺や架空請求など…
マジックのトリックから考えてみたりする。
詐欺撲滅キャンペーンの一環としての三枚おろし。

人はなぜ簡単に騙されるのか(新潮新書)人はなぜ簡単に騙されるのか(新潮新書)
ゆうきとも
新潮社


詐欺の共通点、話の過程そのものが忙しい。
明日の話をせず、今か今日でなければいけない。

明日ではどうでしょう?
○○さんと一緒に聞いてもいいですか?

この二つさえやったら絶対だまされません!と鉄矢さん。
しかし人間には「人を信じたい」という本能がある。


人はなぜ簡単に騙されるのか(新潮新書)/ゆうきとも

[ 2013/09/23 11:42 ] 【な】成毛眞 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【人はなぜ簡単に騙されるのか/ゆうきとも】

2013年09月09日~2013年09月13日 AM東海ラジオ放送まとめ

英語が出来ても馬鹿は馬鹿。

帯の言葉、英語ができても付加価値にはならない。
仕事ができるわけではない。

日本人の9割に英語はいらない日本人の9割に英語はいらない
成毛眞
祥伝社


英語は表現・コミュニケーションするための手段、教養ではない。
街頭には「ああ、英語で冗談が言いたい」のキャッチコピー。
なんか無理がある。

仕事で英語が必要な日本人は、1000万人ほど。
英語ができないと時代に取り残される…本当かと首をひねる。
その言い方が国際的ではない。

韓国は英語が差別基準になっている。
インドで売れてる本は英語版ばかり。

大橋巨泉が言っていたのは、
「レーガンは光線銃か、ルーズベルトは緩んだベルトか!?」
そう言われても、ネイティブ英語は日本人の耳には馴染まない。

神社とお寺のちがい

外国人がよくする日本人への質問。
次に、鳥居の形を知りたがる。

外国人は、日本の、特に宗教のことを聞きたがる。

鳥居は漢字のとおり。鳥が止まる
あれは鳥がとまるための形、造形なのである。
日本人は古来から鳥が神の象徴である。


ユニクロ・楽天はなぜ英語か?
しかしカルロス・ゴーンさんは言う
「英語で日産の車は売れません!」

かと言って英語を否定してる訳じゃない鉄矢さん。
ノートにびっしりと英語日記を書いている。


日本人の9割に英語はいらない(祥伝社)/成毛眞
[ 2013/09/23 11:05 ] 【ゆ】ゆうきとも | TB(1) | CM(0)

今朝の三枚おろし【胎児の世界/三木成夫】

2013年08月26日~2013年08月30日 
2013年09月02日~2013年09月06日 AM東海ラジオ放送まとめ

十月十日、胎児でいたころの、すっかり忘れた生命記憶。
内蔵など体内にしっかり残っている。

胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書 (691))胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書)
三木 成夫


右ページが活字、左ページが絵。

本は、その配置が読みやすく、分かりやすい。
たいてい右が活字で左が絵にレイアウトされている。

携帯電話をあてるのは、右耳か左耳か。
気がつかないうちに、電話の内容で決めている。
右が仕事の電話で、左が家庭へ架けるとき。


もともとはヤツメウナギだった人間、
恐竜時代を経て日本列島に至る1億年。

すさまじい気候の変化の中、生物は形態を変える。
子宮を作るようになった動物もいれば、早産で育てる動物もいた。

胎児をどうやって母の袋まで誘導するか?
乳を舐めさせて袋まで誘導する。
そこで発達した唇、そして顔ができあがる。

男女の愛撫、舐める吸う行為は生命進化を辿るのではないか。
ここまで語ると本物のスケベですよと水谷さん。

内蔵記憶は、他の者が操っている。

トキメキは明らかに内蔵であり、寂しさも腹の底から来る。
自分ではどうしようもない「何か」がある。

自分を構成するほとんどが借り物であり、
お返ししなければならないのではないか。

古生代、発達した魚類は水陸を往復している。
エラで生きるか、肺で生きるかを迷う時代。

イルカやクジラは陸から引き返したグループ。
何を考えて海に戻ったんだろうか。

胎内で進化するヒトの胎児。
トカゲ→魚類→ナマケモノ→猿へと変化する胎児。

産婦人科の出産は白衣の医師に囲まれ、病と同じ扱い。
一方、自宅で行う助産婦さんによる出産は病気ではない。

いのちとは、思い出の固まりなのである。

たった一つの答えで解ける問題ではない。
日常のなかにある、生命とは何だろうか。
過去のできごとの、それぞれのくりかえしである。


胎児の世界―人類の生命記憶 (中公新書)/三木成夫
[ 2013/09/07 11:20 ] 【み】三木成夫 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【人を活かすメソッド/甲野 善紀】

2013年08月19日~2013年08月23日 AM東海ラジオ放送まとめ

運命は決まっているが、フリーである。

あらかじめ答えの決められた答案用紙をひっくりかえすと、
真っ白、自由に書き込める。…などと考え方が面白い。

武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)
甲野 善紀 小池 弘人
集英社


子供の夜尿症(おねしょ)を催眠術で治した。
すると、その子は万引きするようになった。

通常なら、おねしょと万引きは別問題に考える。
しかし同じにしてしまう(万引きを後遺症と捉える)著者たちの世界。

50キロカロリーの青汁一杯で難病を克服した女医がいる。
食べないという治療法もあるはずだ。

「食わない」と「食えない」を混同するな。

食わない、と自分で決めると生命力が燃え上がる。
(生命の抵抗力を増す、という効果があるのではないか。)

食えない、はたった一文字違うだけだが、生命力が衰えるのである。
食わない、という「意志」が「術」に昇華するのである。


武術「虎ひしぎ」をスタジオで実演。
手を「虎ひしぎ」にした水谷さんが、鉄矢さんを持ち上げる。
なぜそれができるのか、分からない。
しかし虎ひしぎを使うと、どうやら踏ん張りが効くようだ


(加筆予定)



武術と医術 人を活かすメソッド (集英社新書)/甲野善紀
[ 2013/08/31 09:55 ] 【こ】甲野善紀 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【日本人はこれから何を買うのか?/三浦展】

2013年08月12日~2013年08月16日 AM東海ラジオ放送まとめ

1年間で20万人が死ぬ時代が来る。
つまり5年で100万都市が消える。

17年後、総人口の20%以上が70~80歳、一人暮らしになる。

女性たちには、子供を産まない理由がある。
消費行動のなかに近未来を探る。

日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)
三浦 展
光文社


団塊世代に共通の消費傾向、英語教材の売れ行き。
冷凍食品、スポーツの月謝(ジム通い)…
鉄矢さんもそう。

いかに奇妙な老人世代であろうか。
そしてペット業界も急速に伸びる。

20~30代は「家電男子」
男性の料理への関心も高い。
女性は逆に外食思考。

男女共用ウェアが流行している。
ノーセックスノーエイジ、がブランドの条件。

60歳以上の女性は無農薬・無添加にこだわる。
しかしリンゴの消費が落ちる(歯が弱い)。

しかし時代が変わっても変わらず売れるものもある。
こんぶは消費が落ちない。(だしに使う)
ラムネもよく売れる。


(加筆予定)






日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)

[ 2013/08/26 08:32 ] 【み】三浦展 | TB(1) | CM(0)

今朝の三枚おろし【日本人の言葉づかい-失言はどうして生まれるか】

2013年08月05日~2013年08月09日 AM東海ラジオ放送まとめ

2013年5月頃~
大阪市長の失言や、復興庁幹部の失言など…

中肉中背、高等教育を受けた大股で歩く人が多い。
実は「身体の使いかた」が失言傾向の原因にあるのでは?
と、鉄矢さんなりに追求しようとする。

失言を、構造主義で裁けないか?
エクリチュール論…ものごとは難しく語ったほうが良い。

難しい話を簡単にしようとすると失言する

哲学者バルトのエクリチュール、徹底的に言葉を追求した。
ラングとスキルで社会的な言葉遣いをしている。

私は無垢であり、間違っていない。
自分の考えに自信があるか失言する。

世界を客観的に語れるのだ!とあふれるような自信がないと
自分の馬鹿さ加減に気付くところから「大人の言葉づかい」が始まる。

「オレも馬鹿だからさ…」
「人間ができてないからさ…」
と枕詞を置くところに、大人を感じる。
しかし子供はそれを言わない。

言葉から羽交い締めにされる。

思春期の子供が「ぼく」から「オレ」に変わる。
学校で覚えてきた不良言葉を使いたがる。

むやみにオレにこだわり、オレっぽいことやんなきゃ!
ふざけんじゃねーよになってくる。

「オレ」を使いだした時から、言葉から支配される。
そういう言葉の呪縛に気付いたのが、バルトである。




松尾芭蕉に驚嘆し、を紹介したバルト。
単に簡潔に語るのではなく、

古池や蛙飛びこむ水の音
…「静か」を伝えるために「静か」を一言も使わず、

松島や ああ松島や 松島や
…美しさを一言も使わない。

ヨーロッパにはさっぱりわからない言葉の文化。
言葉を言葉で補おうとするヨーロッパの言葉。

失言はヨーロッパ的である。
失言のツイッター、あれを俳句でやれば良かったのにと鉄矢さん。
不満がってる言葉を使わずに、不満を表現する…。

成熟とは、ものごとをはっきりさせなくても平気でいられること。

正しいことを言う人がうるさがれる。
正論からそっと目をそらし、言葉を俳句的にする。

短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門 (角川ソフィア文庫)短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門 (角川ソフィア文庫)
穂村 弘 東 直子 沢田 康彦
角川学芸出版


一般の人たちが詠んだ短歌を紹介して締める。
素人ながらに、良い短歌があるという。

[ 2013/08/16 08:49 ] 番外編 | TB(0) | CM(0)

リスナーからのお手紙

2013年07月29日~2013年08月02日 AM東海ラジオ放送まとめ

ブタの話に触れて。
鉄矢さんの心臓弁はセラミック、鼓動音に違和感がある。
泳ぐときに耳栓するので、細工物の音がする。

臓物の話。
人は一本の管であると話。

胃袋は空っぽになると締まる。
膀胱は少しでも尿を感じると締まる。


「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
村上春樹が分からないのであらすじ教えてくださいと手紙。

分からない…分からないですよね~と水谷さんも。
(この人若いとき、何かつらいことあったんだろうな…)と、
誰でも感じるような感想しか持ってませんですと鉄矢さん。

3.11以降の作家についての話で。
石牟礼道子さんという水俣病のノンフィクションを書いた作家。
泣いた感動したと紹介。

苦海浄土 わが水俣病
苦海浄土―わが水俣病 (講談社文庫)


(加筆予定)

今朝の三枚おろし【日本人の遺伝子 /徳川 恒孝】

2013年07月15日~2013年07月19日
2013年07月22日~2013年07月26日 AM東海ラジオ放送まとめ

なぜか鉄矢さんが惹きつけられるという縄文時代。
一体、我々の縄文時代とは・・・

日本人の遺伝子日本人の遺伝子
徳川 恒孝
PHP研究所


縄文時代は1万年。

採取、狩猟ではあるが、豊かな
「ほかの文明に学ぶことがなかった」などと言われるが、
しかし、豊かだったからこそ1万年も続いたのではないか。

1週間働き、3週間休む。
人口の4割は働いてなかった。

日本人は国家にあまり興味がなかった。
国家なんてろくなもんじゃないと思った人たちが作った日本。
中国や朝鮮半島の歴史からの反動…の意見に賛成立場の鉄矢さん。

売ることを考えなければ、意外と豊かな食生活。

現代、市場を経由しない米が多い。
米(野菜)を贈るという習慣は、その分は経済指標はカウントされない。

価値交換が経済の減速であり、贈与はカウントされない。
つまり正確な数字ではないということ。
縄文を考えるときの「豊かさ」は、贈与を念頭に置く。

縄文は、土器の文明。
それは7大文明に負けない豊かさであった。

いまだに鍋物が好きな日本人、土器に弱い。
具材のうまみが鍋のなかに留まる土鍋、汁がうまい。


鳥をシンボルにした 中国の王朝「商」(別称・殷)
彼らは滅ぼされた後、日本に移ってきたのではないか。

呉などの不思議な地名が残るの理由。
その逆も仮説できる、広島から中国に渡って呉や越を作る…など。
歴史は循環である。



土器は信仰の対象だった。
絵に描いてゾッとしたことがある鉄矢さん。
割って壊すことに宗教的な意味があったのではないか。

「のどか」





日本人の遺伝子(徳川 恒孝)/日本人の遺伝子
[ 2013/07/26 09:32 ] 【と】徳川恒孝 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【放射能問題に立ち向かう哲学 /一ノ瀬正樹】

2013年07月01日~2013年07月05日
2013年07月08日~2013年07月12日 AM東海ラジオ放送まとめ

ささいな一言が問題発言にならないか、迷った。
番組スタッフにも相談して、しかしやろうと決めたネタ。

今年読んだ本で、大きく心を揺さぶられたという。
鉄矢さんの琴線に触れたのは、放射能問題に哲学で立ち向う姿勢。

放射能問題に立ち向かう哲学 (筑摩選書)放射能問題に立ち向かう哲学 (筑摩選書)
一ノ瀬 正樹
筑摩書房


一体、何におそれているのか?

放射能・セシウム・被爆…目に見えないのに怯える。
私たちの怯えとは、一体なんなんだろうか…?
そこで著作は「哲学の出番です」と頼もしく。

原発賛成・反対などには一切触れず、
放射能にのみ哲学のスポットを当てる。

発ガン性への恐怖を考える。
避難のストレスで亡くなった方が現在600名ほど。
「ガンを回避するための避難」は命を守ったのか?

そもそも、ガンと被ばくを因果関係で結ぶのは難しい。
また、放射線によるガン研究の歴史は80年足らず。

年間1ミリシーベルトの基準

1.1ミリシーベルトは危険だが、0.9ミリシーベルトは?
・・・それは安全とは言えない。

鉄矢さんは心臓手術の検査で7~8は浴びている(健康のために)。

また、年間1ミリを超える地域もある(自然現象として)。
自然でも人口でも放射能は放射能、同じである。

では、どうすればいいのか!?
そこで、哲学の出番である。

意味のない数字を並べて議論するのをやめよう。

年間●ミリシーベルトの被ばくでがん死に至る可能性は●%…
根拠のない数字をぶつけあっている。
大酒タバコの方が危険である。

100%の安全を、仮説に求めている。
あくまでも、仮説である。

呼吸するだけでも活性酸素は発生する。
生きると言うことは、被ばくすることである。
私たちは、何に恐怖しているのか?

「危険ではないこの世」は存在しない。
放射能問題は、数値ではなく哲学の問題ではないか。

絶対に良いことなどなく、また絶対悪も断定しづらい。
自信のないまま勉強していくのがまっとうな生き方ではないか。

安全と健康を議論するのであれば、
その先の死を見据えるべきである。

放射能問題は、死への問いかけではないだろうか。

大切なのは、度合いを知り、少しずつ前進すること。
一発で変えたい人たちはCHANGE!と叫ぶ。
「日本を変える」と吠える前に自らが変わるべきである。

避難を拒否した人たちは、未だ健康である。
避難だけが最前の方法ではなかった。

安全と健康、死を意識しなければ人間らしくならない。
哲学、考えること自体が貴重な財産になるのではないか。
こんな経験している国は、他にない。



放射能問題に立ち向かう哲学 (筑摩選書)/一ノ瀬正樹
[ 2013/07/06 19:29 ] 【い】一ノ瀬正樹 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【日本辺境論 /内田樹】

2013年06月24日~2013年06月28日 AM東海ラジオ放送まとめ

私たちは変化するが、変化の仕方は変化しない。

国家的危機に立ち返ったとき、立ち返るべき初期設定がない。
「そもそも我々は何故この国を作ったのか」への答えがない。
それが日本。

日本辺境論(新潮新書)日本辺境論(新潮新書)
内田樹
新潮社


ご存じ、内田先生の名著から先週のやり直しを。
遠い東の野蛮人であった日本人は、世界の中心にいない。

かといって、表通りに出ようとせず辺境で良いんだと語る。
海外にコンプレックスを持つ必要ないんだ、と。

この国は、理念に沿って作られたのではない。
初期のマニュアルがない。

それは、知的努力の到達点である。

アメリカには理念がある。
銃社会だって「個人が武器を持ち身を守る」理念のもと。

日本とはこういう国だと書かれた本がベストセラーになったりする。
どういう風にふるまうのが日本人らしいのか、と絶えず考える。

しかし地方には自負すべき哲学がある。
たとえば、渋谷の真ん中で外国人が、大声で日本を批判したとする。
日本批判に対し、渋谷の人々の足は止まらない。

ふいに外国人が「阪神タイガーズは弱い」と言ったらば、
数人の足が止まり、外国人に反論することが容易に想像できる。
こういうところに日本人の辺境人っぽさがある。

「学び」の姿勢

日本人の辺境らしさは、なにも悪いことばかりではない。
外国から侮られるばかりではない。

目標を持って努力しないのが日本人。
報酬をもとめず努力する「学び」を発揮するとき、
日本人は最もクールになるのである。

宮本武蔵は、対決をしなくても素振りをする。
勝つために素振りをする奴は、侍ではない。
松井もそう、努力することが目標になる。









日本辺境論(新潮新書)/内田樹

[ 2013/07/01 09:30 ] 【い】一ノ瀬正樹 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【中華への小論法】

2013年06月17日~2013年06月21日 AM東海ラジオ放送まとめ

2週またがりではなく、1週ごとにしていこう・・・と始まる。
立命館大学から漢字博士のライセンスを取得した鉄矢さん。
鉄矢さんが大学ノートにまとめた日本を襲う諸問題を三枚おろし。

中国の人はどうして中国っぽいのか?
日本人はどうして日本らしいのか?


小日・大中華…言葉の投げつけあいなんかではない、
昨日だれがああいった、こういった・・・はもういい。
話を紀元前まで遡ってやろうという鉄矢さんの試み。

今ネタの参考著作
中国人の論理学 (ちくま学芸文庫)  「中国の終わり」のはじまり ~習近平政権、経済崩壊、反日の行方~



という訳で今回タイトルは「小論法」
おいしそうでいいでしょ、とスタート。

中華とは、真ん中に花。
中央に当たるピンスポット。
ピンスポットが当たらないところは暗い。

小日と言われてもなぜか腹が立たない。
だって本当に小さいから。
日本人は、中華の大きさを認めている。

はじめに「中華思想」と言い出したのは秦だった。
秦は田舎の国だった。スポットの当たらない国。

自分たちも中華の「華」になりたいと願い、
華に従えば、辺境の者もみんな中華になれる。
これが中華思想のおこりだった。

中華思想とは、渦である。

その渦に飛び込む人はみな、中心へ引き込まれる。

漢字がアジアを支配する。
明朝体、など…皇帝のための文字だった。
アジア圏の国々で「漢字」をやめた国もある。

漢文は、文法が意味を支配しない。
文法、すなわち読み方は地方ごとに違う。
意味も各地方それぞれズレている。

などなど興味深くも難しく・・・
深くは進むことなく一週ネタで終わり。


※鉄矢さんの参考著作
中国人の論理学 (ちくま学芸文庫)/加地 伸行
「中国の終わり」のはじまり ~習近平政権、経済崩壊、反日の行方/黄文雄 石平




[ 2013/06/17 09:22 ] 番外編 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【未完のファシズム/片山杜秀】

2013年06月03日~2013年06月07日
2013年06月10日~2013年06月14日 AM東海ラジオ放送まとめ

2013年、司馬遼太郎賞に輝いた著作。

未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)
片山 杜秀
新潮社


日本のファシズムって何だったのか。

ヒトラーもムッソリーニもいなかったのに。
なぜ、軍国主義に走れたのか・・・!?

第一次世界大戦に参加しなかった日本。
第一次世界大戦は、大量殺戮の技術進化だった。
そのせいで、軍事後進国に陥ったという見方があった。

日露戦争に勝ったところで日本の栄華は終わったという。
日露戦争は日本に黄金を降らせた。
戦争をやれば儲かると覚えてしまった日本の無念さ。

大正デモクラシー、戦争の進化の歴史。
隣国との言葉の投げつけ合いなんかしてないで、
戦争を勉強しましょうと鉄矢さん。


歴史認識のちがい。
第一次大戦から振り返ってみようとする。
(学校教育でもあまり深く教えていない・・・。)

辺境の日本が、軍事特需で金儲けの味を覚えてしまった。
そもそも日本は農業国家だった。
そんな国が戦艦大和を作ってしまった。

短期決戦を主張する行動派に対し、
統制派の石原莞爾アジア統一を夢見る。

1970年のアメリカ戦開戦を予言した石原。
技術の進歩に40年かかると予想した。

明治憲法、作った頃はうまく機能していたが、
作った人らが死んだ後、明治憲法は民衆を苦しめた。





未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命 (新潮選書)/片山杜秀
[ 2013/06/05 09:20 ] 【か】片山杜秀 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【自分を動かす言葉/中澤佑ニ】

2013年05月27日~2013年05月31日 AM東海ラジオ放送まとめ

言わずと知れた横浜F・マリノス、ディフェンダー。
世間の潮目を見ながら・・・と、いつもと違う毛色の本を三枚おろし。

他にも水道橋博士から贈られた本や、村上春樹も三枚おろししたい。
・・・が、なかなか三枚におろしにくかったり時間がなかったり。

自分を動かす言葉 (ベスト新書)自分を動かす言葉 (ベスト新書)
中澤 佑ニ
ベストセラーズ


身体と向き合いながら言葉と向き合う中澤。
気になった言葉を書き留める、文化活動をするJリーガー。

中澤は言葉の主を選ばない。
異業種(小説家や芸人など)の言葉にも感動する感性をもつ。

人生において成功は約束されていないが、成長は約束されている。

小説家・戸田さんの言葉にも触れて、
戸田さんは言う「自分より小説のうまいやつはいた。才能もあった。」
しかし「10年間その夢を追い続けられるか、それが才能なのだ。」
結婚もそうだと深くうなずく鉄矢さん。

そして中澤さんの言葉、
「他社の言葉は怒声混じりでも、簡単に否定すべきではない。」
鉄矢さんも、批判の手紙が気になるという。

女は殴るな

と、高校サッカーの卒業お別れ会で先生の一言。
それに感動する中澤さん感性が好きだと鉄矢さん。

サッカー部監督、村田先生。
飯は残すな、といつも言っていた。


脱線して鉄矢さんのベトナム体験談
ベトナム人は、朝鮮・韓国・日本・中国を見分ける。

日本人は、買い物して商品を受け取るときに「ありがとう。」
食後の「ごちそうさまでした。」と、不思議な癖がある。

おまえには無理だ、と言う人に耳を貸すな。


監督がお前のことを見てないんだ、とか。
俺も夢を諦めたから、お前も諦めろと言っているんだ。
それは違う、いつも自分のせいにしろ、と肝に銘じておきたい。

不幸な人は、不幸な人を友達にしたがる。
無駄な人脈は必要ない。小さくても生きていける。


練習生の中澤がラモスから怒られた言葉。
「テーピング?お前やってもらってんの?自分でやれよ!」
「10年早いよ!」

練習生とレギュラーはそのくらい差がある。
ラモスはそう言いたかったのだろうか。プロの厳しさだろうか。

また、ジャージでメシ食ってんじゃねーよ!
とカズから怒られた。切り替えろということか。カズらしい言葉。

勝つためには、ミスへの寛容と平常心が近道。

失敗に関しての言葉。
不安な自分を切り捨てず、むしろビビッてるくらいがいい。

オシムの思い出。
簡単な言葉でも、話す人の知識によって魂が宿る。


チャンスが来たときに、準備ができているかどうか。
忙しいときほど勉強したほうがいい。
それで自分の値打ちが決まると山田洋次さんからも言われたという鉄矢さん。

一か八かならやめたほうがいい、トライならやってみろ。
と、移籍の際に岡田監督からの言葉。

短い言葉で語られる、読みやすい言葉で書いてある。
ウチダ先生の言葉が難しすぎるせいか、言葉を集めている鉄矢さん。




自分を動かす言葉 (ベスト新書)/中澤佑ニ
[ 2013/05/31 09:18 ] 【な】中澤佑ニ | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【内臓とこころ/三木成夫】

2013年05月20日~2013年05月24日 AM東海ラジオ放送まとめ

村上春樹さん読みました、と切り出し。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
ベトナムのライブを機会に読みました、と鉄矢さん
その話はまたお手紙のときまでのお楽しみ。

内臓とこころ (河出文庫)内臓とこころ (河出文庫)
三木 成夫
河出書房新社


こころの正体は内臓?

東大の内蔵学者の著者。養老さんの先生だという。
心は内蔵でできているのではないか。

膀胱(ぼうこう)感覚、おしっこが近くなる老人。
膀胱に限らず、肛門ほか内臓は、中身が詰まると入り口が閉まる。
入り口が閉まるから、トイレに行きたくなる。

その排泄ストレスは、夢に出てくる。
排泄に関する夢を見るのは人間独特のもの。鳥は見ない。

そういった「内臓不快」がこころを作っているのではないか。
腑に落ちない、などの内臓感覚が心理につながる。

ニンゲンは管(くだ)である。

ヒトの先端は、口先と舌。
終端は尿管と肛門。
管の内側は外である。土管だってそう。

のどから舌が内臓のはじまり。
全ての人類には、のどを飾る習慣がある。
舌は手足と同じ筋肉でできている。

ほ乳、なめ回す、など舌で覚える子供。
舐めたものは大人になっても記憶に残っている。
手触りのスタートは舌触りである。

胃袋は空になると縮むが、独自のリズムを持つ。
夜、空腹になって寝るが朝はそうでもなかったり。

胃袋のもつ個性は、心そのものではないか。

胸の奥から・・・腹の底から・・・と表現する。
食と性が重なっていることもそう。
「食べてしまいたいほど。」

動物は、餌をとる場所と子供を産む場所をはっきり分ける。
しかし、人間はキッチンと寝室が同じ空間内にある。

釣りの餌「ゴカイ」は念に1度、満月の夜に繁殖する。
2匹が卵巣と精巣を切り離し、接合させて増える。

「はらわた」と「天体周期」が同調している。
こころの正体「内臓」は遠くの宇宙と同期している。

こどものコミュニケーションのはじまり、指で指しはじめる。
それも決まって人差し指。次に親指と人差し指で「つまむ」。
ミケランジェロの壁画、映画ET,人差し指から意志が入る。

ヒトの子供が立ち上がるのは獲物を追うためではない。
視界を拡げ、彼方を見ようとする意志である。



本の表紙は、胎児の顔。
米粒程度の大きさの時は、まが玉のような形をしている。
その顔を正面から見ると、魚の顔をしている。エラもある。

それがトカゲの顔になり、なまけものの顔になり・・・
(表紙の顔は、なまけもの時の顔である。)

もう亡くなった著者。
大学の講義後には拍手喝采が起きたという。
もっと読みたいと鉄矢さん。




内臓とこころ (河出文庫)/三木成夫
[ 2013/05/21 09:24 ] 【み】三木成夫 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【「イヤな気持ち」を消す技術/苫米地 英人】

2013年05月06日~2013年05月10日
2013年05月13日~2013年05月17日 AM東海ラジオ放送まとめ

著者は認知心理学の博士、マスメディアにはあまり出ない。
オウム真理教のマインドコントロールを解くことで活躍し。

心は、鍛えたり強くしたりはできない

心は物理的に存在しない。なのにネガティブが宿るのはどうしてか?
生存技術=リスク回避の技術である。これが嫌な気持ちの正体。

「イヤな気持ち」を消す技術「イヤな気持ち」を消す技術
苫米地 英人
フォレスト出版


『許せない』『身震いがする』
…などの「キャッチコピー」で心に蓄積されるネガティブ。
ふいに、なんでこんな嫌なことを思い出したんだろう?となる。

人は、失敗駆動型によって生存率を上げる。

元来、ヒトの記憶は失敗で出来ている。
脳はそういうシステムだから、気にしなくて良いと著者は言う。

「あれ以来、トラウマになっちゃって…」は嘘。
トラウマっていうのは、自分では言えない。

嫌な体験を繰り返すことで
ヒトは、ゴキブリにさえ慣れることが出来る。
扁桃体へ、何度も催促を繰り返す。

不愉快な人の10年先を想像してみる。

「嫌な思い」を上から見下ろしてみるといい。
その人の未来が明るいはずがない。それを繰り返すとトラウマが薄くなる。
これは慰めではなく、脳に働きかける重要な繰り返しである。

記憶は作り替えられる

イヤなことを思い出すと、イヤじゃない記憶が連動してイヤになる。
プライド、こだわり、被害者意識・・・

鉄矢さんの体験談へ。
米良さんの故郷を訪ねる番組で、米良さんのいじめの記憶の話、
鉄矢さんが学生の時にフラれた女性が今は亡くなった話…。

「あのときが、辛さのはじまりだった・・・」などと、
楽しい記憶までも辛い記憶に味付けされてしまう。

ヒトの脳がそういう仕組みになっているのであって、
その人の性格の問題ではない。


わたしを傷つけた「あいつ」
イヤな気持ちをさせた「あいつ」

「あいつ」の良い記憶も大切にできれば、
豊かな気持ちを持って生きられるのではないか。

「あいつ」を扁桃体・海馬に任せず、前頭前野を介入させるのだ

映画「グッド・ウィル・ハンティング」に学ぶ、前頭前野の介入。
『いくら知識を持っていても、本物のトキメキや愛の匂いを知らない。』
そんな台詞を嫌味な「あいつ」に言い放ち、イヤな気持ちを乗り越える。

鉄矢さん。
ゴルフが上達しない苛立ちを感じているうちは、
その健康や余暇や日和を感謝していない。

悲観、不安、不振・・・これは商売になる。
メディアが売っている。

富士山の爆発の恐怖を煽る番組。
しかし「どうしたらいいか」は提示しない。
なぜ活火山と共に生きる鹿児島を紹介しないか!?と鉄矢さん怒り。

過去の記憶を娯楽にしよう

辛い記憶を思い出せると言うことは、
今が不幸ではないからである。

マスメディアは「喜び達成」を妨害している。
『いやいやアナタ、もっと不幸がありますよ』と脅す。

ニュースランキング、見出しの大きさ・・・
出来事の「重要度」も支配している。

どうしたらいいか?
一ヶ月間、テレビとラジオを捨ててみて、
自分のランキングを考えてみる。自分で感じてみる。
そして「一言」で何かを説明・理解しないこと。

ツイッターでものごとを考えるな。
そんな短いつぶやきでは、そんなに評価できない。

スラスラと喋れる人は、自分で考えていない。
書いたことや読んだ記憶を述べているだけ。
誰かに気を遣ったり、傷つけることを避ける場合は口ごもる。

と、ここまでウチダ論も混ぜながらの展開。
自分の荷物を軽く感じるための方法はたった一つ。
それは、他人の荷物を持ってあげること。
自分の荷物だけ持ってる人は、それが重く感じ始める。

過去の喜怒哀楽から自由になる

それを娯楽にしてしまえ、と著者は語る。
ジェットコースターは恐怖の娯楽化である。

イヤなことをちょっと先、未来に置いてみよう。
辛いスポーツ練習体験も、あとから思い出せば「尊かった私」になる。
苦しかった恋愛体験なんかも、あとからネタになる。

心に「クセ」をつけておけば、不幸が不幸ではなくなる。
そういう生き方をしませんか?というのが著者からのお誘い。



「イヤな気持ち」を消す技術(フォレスト出版)/苫米地 英人
[ 2013/05/07 22:52 ] 【と】苫米地英人 | TB(0) | CM(0)
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