武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

今朝の三枚おろし【小商いのすすめ/平川克美】

2012年07月02日~07月06日
2012年07月09日~07月13日 AM東海ラジオ放送まとめ

団塊の世代の経済復興論。
著者は商売をしながら大学で教鞭を執る。

小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
平川 克美
ミシマ社


つかみ。
2011年3月11日より前と後で、日本は変わる。

答えはないし、無数にあってもいい。
問いの数はたったひとつに絞られた。
これまでどおりでいいのか、変えなければならないのか?

成長とは、個人がバラけていくシステムである。

経済的な成長と社会的な成長は同じではなかった。
バブル時代、日本は子供、バカだった。

ジュリアナの便所はひどかった。
何の文化もない、鉄板一枚を敷いてあるだけ。
VIPで気取れるなんて、俺ってバカだったよな~!と鉄矢さん。


脱線。

東京タワーは、クレーン車を使わなかった。
とび職の人が鉄骨を一本一本、滑車でつり上げる。
現場で練炭使って焼き、空中で投げてキャッチする。

「てっぺんやりたい。」
「残る仕事してえ。」

夢は頂上を組むこと。
落下して亡くなった人を足下の神社で弔う。
午後からまた鉄骨を組むために、駆け上がる。

東京オリンピック・・・
あれほどの経済成長はなかった。


学校は休み、正座して柔道のオリンピック観戦していた頃。
経済的な成長と社会的な成長を同時にしていたのではなかったか?

散髪業界だけでなく、デパートにも定休日があった。

電力不足をお互いに補い会うため、
各業種の「定休日」で調節した。誰にも指示されることなく。

停電が日常的であり、受け入れていた。
合意なき実行で、節電意識を共有していた。

日本人は「あのころ」大人であった。

昔の人の顔つきは大人っぽい。顔つきがちがう。
「ジャパンアズナンバーワン」と言われて経済成長が完了する。
それが「エコノミックアニマル」と呼ばれはじめ、罵倒される。

遊ばなければ・・・そんな日本社会。
遊びのために必要になった、電力。

潤沢な電力を大都市に送るという方程式ができた80年代。
働くことの意味が「遊ぶため」になってしまった。

「あと二つ原爆を落としておけば、日本はこんなことにならなかった。」
ニュースステーションで報道された言葉は衝撃的だった。


短期間に爆発的に売れて、消えるもの。
そんな「ヒット商品」の連続が良いとされた。

グローバリズムとは、利潤を産めばいいという発想。
グローバリズムの反対、ローカルもあっていいのでは?
国、地域、男女、昭和という単位で「小商い」してもいいのでは?

小商いは、明日も店が続けばよい。

ユニクロはありがたい。
貧しい昭和が光っていたのは、貧乏でもいいと皆が思っていたから。
「アジア的な野生」が満ちていても良いんじゃないだろうか。

保健所なんかに頼らない。
腐りかけの食べものを、母の嗅覚でかぎ分ける。



2週目。
日本経済は二度と成長しない。
だからといって、絶望ではない。
世の中には「成熟」がある。

かつて日本は、富を使って己の弱さを隠そうとした。
原発もそう。地域振興の名の下に負の問題を明らかにした。
弱さをお金の力で隠そうとした。

アダム=スミスによると、
「人間とは、自分の意志と異なるものを作ってしまう。」

合理的なビジネス手法ばかり学ぶと、非合理な現場に無知になる。

風が吹けば桶屋が儲かる。
人間万事、塞翁が馬。

「リニア的バカ」になってはいけない。
少子化を政治のせいしているテレビ番組。
私たちが望むのは安心して子供の産める環境だ・・・などと言う。

何を言うか、戦後の食糧難の時代に団塊世代が産まれたではないか。
安心して子供が産めた時代なんてない。少子化の原因はわからない。
ああすればこうなる、なんて軽々に発言できない。


原発問題について。
生涯の果てに問題の解決を見ることはできない。

「幸いに」日本は人口減少している。
世界トップクラスの人口減少だと言える。

これ以上電力は必要ない。
降りていく生き方を考えよう。

電力こそ文明だと思っていた自分たちを変えられるのでは?
レヴィストロースや宮本常一が書店で売れているのは、
日本人が野生を取り戻そうとしているのではないか?

自己責任
自己決定
自己実現・・・あげくの果ての自己破産。
自己ってそんなにすごいものだったのか?

自己責任と言うならば、原発に責任のある自己とは誰か?
原発で儲けてきた我々全員に責任があるのではないか?

責任の果てにあるのは、小商い。

ここにつながる・・・!?

ソニー創業者の言葉を思い出してみる。
「不当なる儲け主義を廃し・・・いたずらに規模の大を追わず
経営規模としては、むしろ小なるを望み・・・」とある。

しかし「小なるを望み」と言っていたのに、
1990年代の終わり、その言葉が変わった。

株式会社の重点を時価総額だ、と言いはじめた。
日本全体がそうなった。株式会社という病。

なぜ日本は経済成長したのか、それは貧乏だったから。
貧乏じゃないと豊かになれない。
豊かさは永遠に続かない。


この本を読んで小商いがやりたくなった鉄矢さん。
たい焼き屋、うどん屋なんかがやりたくなった。

小商いなんだけど、大きく「小なるを望む」。
そんな考え方で・・・。


小商いのすすめ(ミシマ社)/平川克美




武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ
「かにタク言ったもん勝ち」
9:15頃~放送/平日
スポンサーサイト
[ 2012/07/04 07:49 ] 【ひ】平川克美 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【移行期的混乱/平川克美】

2011年01月10日~01月14日
2011年01月17日~01月21日 AM東海ラジオ放送まとめ。

“いこうきてきこんらん”

言葉にして発音すると、「…ん?」となってしまう(特にラジオで聞くと。)
タイトル決めるとき、著者と出版社でモメたらしい。

平川克美さん。IT関係の会社をやりながら執筆。
内田樹さんとの友人で、東京ファイティングキッズで激しく討論してる人。

移行期的混乱―経済成長神話の終わり移行期的混乱―経済成長神話の終わり
平川 克美
筑摩書房

経団連なんかがスグに言うこと、
「法人税下げても意味無いじゃん」みたいなこと。
「管内閣には成長戦略がないからね~」なんてスグに言う。

いやいや違うだろう、そうじゃないんだよ!
成長しなくてもやっていける、という戦略がないんだろう?
今までにない発想で言葉を使って斬る、平川克美さんと言う人。

混乱の世の中だからこそ、
強い言葉で斬る、龍馬のように。


歴史的な転換。
世の中の転換。

共同体・文字・識字率・タブー・女性・天皇
…このキーワード中のどれかに大きな変化が起きたときに、
『歴史的な大転換点』をみることができる、という考え方がある。
(※これは網野善彦/あみのよしひこ、という歴史家さんの考え方。)


リーマンショック。金融経済という、システムが破綻したんだ!
金融経済が不調なのではない。チューリップバブル・うさぎバブルのように、
人間はしょーもないことを浪費して、そして経済をバブルで終わらせる。

同じように、戦後ずっと成長を続けた日本経済の奇跡。戦後の奇跡。
その奇跡は日常ではなく、必ず終わる。日本人は、勘違いしてる。

そして、女性が字を読めるような国は、子供が生まれ育たない。
…その戦後の成長した日本の風景を作ったのは誰でもない日本人。

お前もその中に入っているんだよ!
※武田鉄矢さん語録

人口が減ったのは自民党のせいじゃないし、
失業者があふれかえる民主主義経済を選択したのは、
誰のせいでもない、日本人みなさん、あなたもそうです。


池田内閣の所得倍増計画がはじまったころ。

タバコのバラ売りをやっていた頃。
「おばちゃん今日3本ちょーだい」なんて言う人もいたりして。
しかし所得倍増計画が始まると、箱で買う人が増えはじめた。

「景気がようなりようかも知れんな…」
と、鉄矢さんのお母さんが通りに向かってつぶやく

これが高度経済成長だ!なんて思ってなかった。
漠然と、ずーっと貧乏なんだなーと思ってた。
町工場で働いて、油にまみれて暮らすんだと思ってた。

油まみれが不幸だなんて思ったことはなかった。
労働意欲と、使命感に溢れ、エネルギッシュに満ち満ちている。
…そんなふうにして、奇跡を起こしてきた日本経済。

タイムイズマネーなんかではない。
後世に残す、という日本人のもつ仕事への美学。


話は日本経済のもつ本質の部分へと進んでいく。
混乱を乗り切るヒントを、過去の日本人の取った行動から探すかのように。

オイルショックの話。
銀座のネオンをすべて消したという、忘れられない逸話。

本気でエコをやったら日本に勝つ国はないと思いますよ。
※武田鉄矢さん語録

なんとも気持ちが奮い立つような、力強い言葉をのこして、
「このあと私は、トイレに行きますから」と、次週まな板の上につづく。


閑話休題。さてさて、2週にわたる2011年一発目のまな板の上。
“いま起きている日本・世界の混乱は、歴史上での移行期ゆえに起きている”
とまあ、かいつまんで言えば、そういうお話なんです。

これは、なかなか聞いたことがない考え方・切り口でもある。
武田さん曰く「へりくつ番組の新年一発目のネタとして」は、
かたい話を、しっかり展開しておきたかった、ということみたい。

田中角栄・日本改造・週休二日制・コンビニ展開…
ソビエト・ベルリンの壁崩壊…
終身雇用の崩壊…

だれしも予想できなかった崩壊・混乱・再生。
いかに時代というものは、読みにくいものなのか?
混乱することは悪いことじゃないんだよ。

混乱の中から坂本龍馬は生まれた…!しつこいかな俺。
※武田鉄矢さん語録

2006年から日本の人口は減り始めた。
“初めて”人口が減り始めた。初めて起きていることに対して、
ポンポンと解決策があるわけがないじゃないか…!

人口減少問題は、実際に人口が減少することによってでしか解決できない。
世代交代を、建設的に行っていこうという考え方、問題の見つめ方。

ただ、医療・介護・教育がサービス業=ビジネスになってるけど、
金融経済からは外して考えた方がいいんじゃないかな、と。
病院と学校だけは、利潤追求ができないから。

…そして、
著者はスゴい論を展開していく。

人に寿命があるように、会社や商品にも寿命がある。
数々の企業不祥事、経営者たちよ懺悔しろなんて言えない。
これ以上成長できない経営者が禁じ手を使ったのである。
株式会社というシステムの病が発症し、いままさに死のうとしてる。


利益確保、右肩上がりという幻想。もはや幻想なのである。
企業倫理というのは、儲からなくてもいいというスタンスから生まれる。
今持っている「当たり前」がどんどん幻想になっていく、それが移行期。

日本経済はこれ以上よくなる訳がない。
かといって、日本経済が落ちた訳ではない。
成長しきった日本が成長しない、これからは成熟と呼ぼう。

※武田鉄矢さん語録

仕事なんて何でもいい、気持ちを込めて働くこと。
そして、お金は不浄なもの、日本的なお金を“包む”という発想。
最後に「気前がよい」という江戸っ子的な考え方(→贈与に近い)。
日本人がかつて持っていた感覚を活用すると良いのではないか?

移行期的混乱(筑摩書房)/平川克美

※関連著書
東京ファイティングキッズ東京ファイティングキッズ
内田 樹 平川 克美


東京ファイティングキッズ・リターン  東京ファイティングキッズ・リターン―悪い兄たちが帰ってきた (文春文庫)



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2011/02/02 02:56 ] 【ひ】平川克美 | TB(0) | CM(0)

ビジネスに「戦略」なんていらない …今朝の三枚おろし紹介著者

■□□□□□□□□□□

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)
平川 克美
洋泉社







武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2010/09/02 10:53 ] 【ひ】平川克美 | TB(0) | CM(0)

経済成長という病 …今朝の三枚おろし紹介著者

経済は、成長しなくてもよい?

経済成長という病 (講談社現代新書)経済成長という病 (講談社現代新書)
平川 克美
講談社


金融経済の危機に瀕している…とはいうものの、暮らしのなかで実感はまだ浅い。
けれど確実に、日本の経済成長はストップしている。
ばかりでなく、後退していうようにすら感じている。

テレビに出てくる専門家の言葉は、
もう信用して聞くことができなくなってきた時代。

メディアに取りあげられる大物たちは、
もはや間違いの正当化をしてるようにしか見えない。

ひょっとしたら、今まで正しいと信じてきた、経済に対する
根本的な考え方を変える時代が来たのではないだろうか?

経済は成長し続けなければならない、という原則は消えた。
成長しつづけなくてもいい経済とは、どんなカタチなのか?

日本人のガチガチに固まってしまった経済思考を指摘し、
病と真っ正面から向き合う、覚悟の著者の問い。



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2010/09/01 10:24 ] 【ひ】平川克美 | TB(0) | CM(0)
著者別
最新の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。