武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【修業論/内田樹】

2013年10月14日~2013年10月18日
2013年10月21日~2013年10月25日 AM東海ラジオ放送まとめ

お腹を凹めようとしてジムに行くと続かない。

目的を持たない方が続く。
柔道では、金メダルを取ろうとする→パワハラが問題。
相撲では、横綱を出そうと必死になり→暴力沙汰の稽古。

修業論 (光文社新書)修業論 (光文社新書)
内田 樹


ウチダ先生は例え話をほとんど使わないから、分かりにくい。
しかし鉄矢さんの持論と、例え話が入り交じる三枚おろし。
どこまでが著者の論かが分からないが、ウチダ論がつづく。

敵を作らないことが、無敵なのである。

例えば、加齢と老化を敵と捉えるなら、
生きていること自体が敵になる。
年をとることは、人の構成要素のひとつなのだ。

因果のなかに自分を置くならば、敵が生まれる。
むやみに敵を作りたがる現代社会。
敵を挙げつづけることは、疲れる。

敵の動きに反応するな

敵の動きを気にするということは、敵に心が捉われている証拠。
「守るべき私」を忘れたとき、武道は最強になる。

目指すものがあるとき、パワーダウンする。
歌もそうで「のっちゃった」ていう瞬間だったりする。
ただひたすらに、のびやかな状態が良い。

ジムに行った回数を数えてると、ロクなことがない。
自分の身体を、自分が支配している思ったら危険だ。

ふと気が付くと、成果がある。
「そろそろ、勝てるだろう」と思っているうちは負ける。

鍛えるという発想が、弱さを構造化させる。

鍛えようとすら、思わない方がよい。
自分を弱さからスタートさせることになる。

動いて、汗かいて、ああ気持ちよかった~だけで良い。
自分も相手も強くなるべく、競争相手を応援しても良い。

「自我」などは存在しない。
幼児期には存在しなかったはずだ。
「自我」は「自己」と言いかえても良い。

自我は、生きるための一個の道具にすぎない。

生命活動の中心にあるものは、生きる力である。
生きる力は、自我機能を停止させる。

「我を忘れた」ことがあるだろう、思い出してみて欲しい。
危機的な意味で考えて、最も邪魔になるものが「自我」である。

災害時、「我先に」では全滅してしまう。
自我を捨て去ることができるのが、生きる力である。

自我を持つ者は、非常時に集団を絶滅に追い込む。
「自我」を脱ぎ捨てるのは、非常時に必要な「情報」を得るため。

武道とは、敵と一体になるための練習ではないだろうか。
敵と一心同体になれるほどに、自我を捨てるのだ。
そうして、敵と共に助かるかも知れない。

私と相手、ではない。
頭がふたつ、手が4本のキマイラ(=複合動物)になるのだ。

その時、自分の身体を操るのは「自我」ではない。
自我を脱ぎ捨てる訓練、それは性的なエロス論とも捉えられる。

人は、神になろうと勘違いしたとき、悪になる。
ヒトラーもムッソリーニもポルポトも、1000年王国を一代で築こうとした。

修行するということは、人が人であろうとする練習。
ジムに行ったり、道場に通ったり、生身であろうとする練習。


修業論(光文社新書)/内田 樹
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[ 2013/11/03 07:55 ] 【う】内田樹 | TB(1) | CM(0)

内田樹研究ノート

2013年04月08日~2013年04月12日 AM東海ラジオ放送まとめ

鉄矢さん大学ノートに「内田樹研究」と書いてある。
そのノートの内容を紹介していく回。

同じ一つのことを言うためには、二人の人間が必要だ。

レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)レヴィナスと愛の現象学 (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋


レヴィナスの言葉を内田樹さんが解く。
万能ナイフを手に入れたようなうれしさがある。

今度エッセイ集を出す鉄矢さん。
奥さんにはうるさい!と言われるような理屈っぽさらしい。

知っているということが知的なんじゃない。
「私は何何について知らない」という繰り返しで知性が錬磨される。

幸せは、欲求を消滅させることではない。
→親子どんぶりを食べ終わったあとは食欲の消滅。
幸せは、欲求のみたされないことによって、満たされるのである。
→明日もこれを食べたいと思うことで幸せになる。


想像も共感も絶した自我がある。
見知らぬ他人が自分の中にいるということ。
そういうことがある。

ひとりで寂しいとき、つらいとき、
自分の内側から呼びかけてくる誰かがいる。

自殺する人は、永遠に今の自分が続くと思っている。
だから、死ねるのである。
自殺しようとした自分を、笑う自分が10年後にいるかも知れない。

わけのわからない映画が流行っている。
くまのぬいぐるみがナンパしたり、虎と漂流したり。
世界は不思議さを求めているのではないか。
[ 2013/04/20 11:49 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【「おじさん」的思考/内田樹】

2012年04月23日~04月27日
2012年04月30日~05月02日 AM東海ラジオ放送まとめ

矛盾しない

ずいぶん前の本になりますが・・・と前置き。
震災前と震災後で、考え方が一貫している。
「おじさん的思考」はウチダ先生が流行らせた言葉らしい。

期間限定の思想  「おじさん」的思考2 (角川文庫)期間限定の思想 「おじさん」的思考2 (角川文庫)
内田 樹
角川書店


例えば鉄矢さんのお芝居。
博多座のお客さんから感じた「あんただから来たんだからね」という視線。
こういう人たちが俺の客なんだと言い聞かせていた。

意外な展開に対する観客の笑いの中に「それでいいのだ!」という力強さ。
自分の使命を感じたという鉄矢さんの、おじさん的思考。

竹藪は移動するから、竹の子の所有権は主張しない。
竹の子は人にあげるという話に感動する、おじさん的思考。

強い春の風、嵐が吹くから桜が咲く。
桜が実らせるために嵐の前に咲くのだと言葉に感動した、おじさん的思考。

自立している者は、他の者から頼られ、すがりつかれる。自立していない人は、公共の場をひたすら己の場と信じて断固として立つ者。

自立している人は、必ず人を誘う。
自立している人は、人に頼られることで自立を証明する。
それは「あの人に頼ってみようかな」と思い浮かぶ人。

と言えば、博多座で「孤食」を楽しんだとうい鉄矢さん。
楽しくて楽しくてとにかく楽しかった、孤食だったのに。


おじさんになってからというもの、
矛盾した言葉を発見するようになった、と鉄矢さん。

例えその1
「政府の言っていることは何もかもが信じられなくなりました。」
・・・何も信じられないのに、なぜ一部の「信じられない」事実を信じるの?

例えその2
「俺の言うことを信じるな!」
・・・信じなければ、信じたことになる。信じたら「信じるな」に反する。

こういう言葉ははじめから「ない」のである。
矛盾する言葉づかいをする人からは、後ずさりすべきである。

ものごとを断定する人から遠ざかりなさい。

断定的に言うのは、神の仕事。(汝殺すなかれ、など。)
もしくは馬鹿。非力で馬鹿なほど断定的になる。

ブレるブレないとかいう人がいるけど・・・ブレるでしょ。
ノイズを排除してピュアを求めるのはいかにも馬鹿のやることだ。

しかし、馬鹿は馬鹿であるというのも断定的だ。

失業問題。どうしてこれが社会問題になるんだろう。
個人的な問題ではないのだろうか?

失業という個人の能力に帰依する問題を、社会のせいにするのは・・・
他人の資産と公共の財物を「オレのもの」として要求するのは・・・


すこし脱線。

最近、三枚おろしのネタ本に困っている。
読者に分かりやすい、スラスラ読める本が苦手だという。
正体がよく分からない本に惹かれるという。

グリコラージュ、役に立たないものをある直感で拾い上げると後で役に立つ。
アメリカ映画のように、ポッケに入ってたつまんないものが後で役立つような。

例えば「太平洋ひとりぼっち」
石原勇次路演じる堀江青年が拾った枝が窓を塞ぐ板になるシーン。
それを本に書いた内田先生に日活から「そんなシーンはない!」と言われたという。

そんなことはない!私は見たんだ!と内田先生。
ありようもないシーンを見てしまうことが不思議だけれど、ある。


断定する馬鹿。

日本の子供が韓国や中国の子供に比べて学力が劣る・・・これは社会問題か?
これを問題にする人たちは、生涯をかけて他者を責め続ける人たち。
『非力でありつづけるが、声が大きな馬鹿である。』

成功した者よりも、失敗した人から多くを学びたがる私たち。
一発で事業を充てた人よりも、何回も失敗した人の話を聞きたい。

恋愛でも、何回もフラれた奴の話を聞きたい。
深く傷つく者に人間的な共感を覚えるように、人間はできている。

大いに共感すべき言葉があった。
それは、自分の存在が不要になるように夢見て働く人という言葉。

まさしく医者は、自分の存在が不要になるように夢見て働く。

子供に「誰にも頼らず生きろ」と命じて独り立ちさせる親や、
一件の犯罪も起きぬように願い犯人を逮捕する警察官・・・
大人ってなんだ、これぞ大人だ!と力強く。

とここで時間いっぱい。
来週ちょっとこぼれるかもしれないけど・・・
と、またつづく。


2週目。
2002年発売なのに、まったく古びてない思考法。
著者は会うと分かるがケンカが強い雰囲気である、と鉄矢さん。

同じ方向に同じ力を使うと、力が出ない。

例えば日本刀は右手で押して左手は引いている。
左右が別々の力を発揮したときに、もっとも力が出る。

思考法も同じで、常にちがう方向に考えを持つこと。
まっすぐ歩こうとするほどまっすぐでなくなる。
何かアクシデントがあったときに、とっさに対応できるようになる。

原発問題も、日本中の新聞が同じことを書く。
ちがうことを言うメディアがないと脆くなる。

善人で、正しくて、守るべきものがある人は、攻撃的になる。
いくらでも他者に対して残忍になれる。

社会矛盾はなくならない、対立も続く。多様性は消えない。
その中からどう最適を選択するのか、それが問題である。

怒るな。

武道と哲学ともに共通した極意、技。
それが怒らないこと。怒らないこと良いことが怒る。

怒れ!と叫ぶ人を絶対に信じてはいけない。
決してそいつを仲間に入れることなく、ゆっくりと後ずさる。

怒りを主張する人は、自らの弱さを武器にする。
「私は弱い、弱いんですよ!だからこそ私は・・・!」
などと言って、チャンスを放棄する。

弱さは認めるもの。弱さから抜け出す姿が人の理想である。


期間限定の思想「おじさん」的思考 (角川文庫)/内田樹


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ
「かにタク言ったもん勝ち」
9:15頃~放送/平日
[ 2012/05/03 01:57 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【呪いの時代/内田樹】

2012年03月12日~03月16日 
2012年03月19日~03月24日 AM東海ラジオ放送まとめ

武田鉄矢さんが[先生]と呼ぶ著者。腰帯から紹介

巷に溢れる、嫉妬や妬み、焦り―すべては自らにかけた「呪い」から始まった。
他者へ祝福の言葉を贈ることこそが、自分を愛することになる―
呪いを解く智恵は、ウチダ的“贈与論”にあり。


呪いの時代呪いの時代
内田 樹
新潮社


会った感想、「いい人。」

レギュラー番組終了のサプライズで著者に会った鉄矢さん。
話してみて、一発でいい人だと思ったという。


自分に向けられた呪いの言葉。
他者を批判する言葉が、呪いになっていないか?
その言葉を使えば使うほど自分も呪われていく。

自分たちのことを弱者だと思っているひと。
被害者だと思っているひと、正義だと思っているひと。
そのひとたちの言葉は、呪いの響きをもつ。

そんな呪いの時代は、1980年代なかばごろから。
過剰な自尊感情を求めはじめた。

「私」というものがどんどん偉くなっていった。

それが証拠に歌が変化していった。
ナンバーワンよりオンリーワンが偉くなった。
心配ないからね、大丈夫、がんばらなくていい。

それ以前の時代は真逆だった。
わたし馬鹿よね、お馬鹿さんよね~などと自虐してわらう。

教師が子どもたちに向かって無責任なビジョンを与えた。
「君たちには無限の可能性がある。」などと言ったがしかし・・・

「君」には無限の可能性があるが、
「可能性」のほうは無限にはない!

鉄矢さんが子どものころ、親たち言った。
「身のほどを知れ、身の丈をわきまえろ。」

教師のやさしい嘘と、親の現実の言葉に挟まれ、子は学ぶ。
矛盾があるから人は学ぶのだという。


無差別殺人事件「誰でもよかった」という犯人。
本当の私がやった殺人ではないのだ。
それは政府や企業によって作られた私なんだ。

ひたすら他者を記号化する。
メディアはそれに荷担する。

呪いの反対は、祝福である。

賦。
賦とは、中国の歌の種類。情景を写生するだけ。
例えば「花が咲いて、ホトトギスがくる。」それだけ。

かつての歌は、小学校唱歌を中心として「賦」であった。
2011年は賦の歌がよく歌われた「ふるさと」。
眼前の風景を歌っただけなのに、不思議な力がある。

賦の歌には、呪いを鎮める霊的な力がある。
眼前に広がる景色を口にする、口ずさむだけでよい。


原子力は神の火。
怖れおののきつつ原子力を扱うべきであった。
祀りかたを間違えたのではなかったか?

かつて日本人は神の力にとても敏感で、上手だった。
異国の宗教・信仰を土着させるときはハイブリッドした。
(海外からきた神は、日本の神と混ぜた。)

八幡大菩薩や、お稲荷さんも元は輸入ものの神。
渡来した仏教に八幡(もとは神道系)を混ぜた。
キツネはもともとハイエナ(=ダッキーニ)、妲己と名残。

同胞を殺した神の火、原子力(長崎と広島)への。
アメリカの傘の下で、アメリカを神と拝んだ。
原子力への「カネになるぞ」という欲望と、アメリカへの恐怖。

なんでもカネの話にしてしまうのは、恐怖心が強いからだ。

オレたちゃ原子力なんか怖かねえぞーと神の火に粋がる。
原子力を粗雑に扱った。ハリボテのような福島の原子炉。

アメリカから受けたトラウマは根深い。
しかしそれが呪いならば解く方法があるはずである。

絶望しないこと。
絶望に恐怖しないこと。
知的に振る舞うこと。

かつての日本人は霊的作法を持っていた。
塚を作り、神社を作り、歌を詠む。

たたりを真反対の言葉で物語化する「太平記」
内乱の死者が最も多い時代を「平安」時代と呼び・・・

汚染なんて言葉を使うのはやめよう。
福島を原発塚にしよう、あの地を神社にしよう。

原子炉へ霊的態度をとろう。

危機的状況にあるとき、正解はない。
エリートは問題に対して正解を書こうとする。

今は、正解なんてない。
マスコミやメディアもエリート達に答を求める。
無謀な夢である。

マニュアルを守り、ホウレンソウをするのがエリート。
ホウレンソウをしない、現地で決断する非エリート。
両者ともが必要。

現在の課題は人材育成。
橋本知事の絶望「こんな所で子供を育てる気がしますか」なんて言う。
でも、サッカーの本田やダルビッシュ、成功してるじゃないか。


ラストは太宰治の話。
大人が子供に向かって対等に自分をさらけ出す。
自分に対する敬愛を感じる言葉がある。

そんなふうにして、大人たちは子供に相談しよう。
真剣に期待しよう。飾らずに隠さずにうまく言おうとせずに。



呪いの時代(新潮社)/内田樹


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ
「かにタク言ったもん勝ち」
9:15頃~放送/平日
[ 2012/03/23 19:55 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【身体で考える/内田樹・成瀬雅春 】

2011年08月08日~08月12日 AM東海ラジオ放送まとめ

新論客・不安な時代を乗りきる知恵

武田鉄矢が師と仰ぐ新しい言葉をもった論客・内田樹。
とか良いながらも内田先生の対談本にはハズレが多い・・・
が、そんなハズレが多い対談本の中でも三枚おろしに相応しい。

たとえば活きのいい魚は活魚。
内田先生の言葉は、ただの文字ではない。
活魚ならぬ、活字になる。

身体で考える。身体で考える。
内田樹 成瀬雅春
マキノ出版


空中浮遊の達人と対談する元教授

対談の相手は成瀬雅春、ヨガの行者。
空中浮遊の達人ということで有名。

え、空中浮遊!?空中浮遊と聞くだけでアレルギー反応してしまう私たち。
いともあっさりと「そういうこともあるよね」内田さんは言ってしまう。
非常識はダメ。しかし超常識は存在する。

人間のもろさ。
UFOを見たことがある内田先生、
隣のおばさんに確認する。「見たよね?」と聞く。

おばさんは下を向いて動かない。
見ないように努力するおばさん。

UFOを見た人が変なのか、UFOを見ないようにする人が変なのか?
想定内で暮らしたい人は、想定外を見ないようにする。

想定外に出ましょう。変化しましょう。
津波・原発事故は想定外だったじゃないですか。

頼んだらどこでも浮遊してくれるという成瀬雅春さん。
ヨガで空中浮遊の成瀬雅春さんが言った、印象的な言葉。

「上がるのいいけど、降りてくるの大変なのよ・・・」
この言葉に、生々しさを感じたという鉄矢さん。


『死者を正しく埋葬しないと、祟る。』というのは、全人類文明に共通。

霊というのはデータのことではないだろうか?
人の意識は、空間の中にデータファイルされるのではないか?
そのデータファイルへのアクセスが混線すると、霊に会う。

人間は、死んでからのほうが影響力を持っている。
そう坂本龍馬、死後働いた英雄と言える。

水の上を歩くキリスト。嘘か誠か?
それくらいのことが出来ないと、人は集まらないという内田先生。
「空中浮遊、ヨガやってると、結構誰でもできますよ。」と成瀬雅春さん。


なぜ今、水の上を歩かないのか?
それをいまやってみてたところで、あまり効果はない。
「仕掛けはどうなってるんですか」と聞く奴ばかりだから。


分子・粒子の奇妙な振る舞い。
100ある分子のうち、10は物理の法則に従わない。
つまり、100回のうち10回は運動に失敗にする。

物理の法則に従わない、自由な分子・粒子の存在。
その自由な分子・粒子の度合いを高めると、失敗は少なくなる。

打ち勝つ方法のひとつに、相手の自由度を下げる方法がある。
相手を見下し恐怖に怯えさせる。威圧し、弱い立場に居つかせる。
この「上から目線の方法」は、さらに上から目線の相手には効かない。

相手の自由度を上げる
自分の自由度を上げるために、相手の自由度を上げる。
お互い自由分子を増やすことを考えてみよう。

たとえばリラックス。
相手をリラックスさせると、自分も一緒に軽くなる。
ドンマイドンマイ!と試合会場で叫んで場を和ませたり。
セックスもそうですよね、なんて鉄矢さん。


自分が幸せになるためには、意外とどうしていいかわからない。

しかし!相手を幸せをしてあげたいと考えるとき、
不思議なことに、無数の技術を思い出すことが出来る。

ホラ、他社の自由度を上げることにこそ技術がある。
坂本龍馬、わざわざ標的をリーダーに仕立てたりすることも。


12時の約束時間なのに、12時なって慌てることがある。
それは、自然の法則なのである。100のうち10の自由分子。

もう一度くり返してみよう。
12時の約束時間なのに、12時なって慌てることがある。なぜか?
そうやって、全滅を防ぐ。

遅れてくる奴を見て、腹をたてても仕方がない。
物理の法則、全滅を防ぐための法則が働く。
群れに従わない鰯もいる。全滅を防ぐ。


頭で考えると、身体反応が消える。
よーく考えると、分かること。

震災でモノ不足になったときのこと。
真っ先にトイレットペーパーを買いに行った人がいる。
なぜ?排泄量が増えるわけでもなし、紙以外でも拭けるのに。
戦国武将はユーモアがあった。愉快な人は、生き残る確立が高い。

…などなど、
次週は同じ話題を語りつつ、別の話題に入るとのこと。



身体で考える(マキノ出版)/内田樹・成瀬雅春


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2011/08/12 09:34 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

メディアに価値はあるか? 今朝の三枚おろし【街場のメディア論/内田樹】


11月08日~11月12日
AM東海ラジオ)放送まとめ。

3週目に突入!

導入。
18世紀、「手を洗おう」というもっとも単純な発見が、飛躍的な医学の進歩となる。
シンプルな「あしもとのかんたんなこと」が、ものごとを発展させる大きな力になり得る。
そんなハッとする視点の転換を、メディアに持ち込み哲学的な見解から論じる「街場のメディア論」
街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
内田 樹

光文社 2010-08-17
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芸能というメディアも哲学的な要素を持っている。
芸能人って、自分を演じてはいけない。

私は「嘘の金八先生」を演じることによって「武田鉄矢の個性」を発揮する。
金八先生に武田鉄矢の個性を発揮させちゃいけない。

おまえがもっとも「おまえらしくない」とき、
その役を演じきったという評価が与えられる。

※武田鉄矢さん語録

日が変わって沈黙交易の話。
むずかしい構造主義の考え方を原始の交易に例えて話す。

人間は、価値のわからないものに出会うと戸惑う。
その戸惑いが、価値を生み出す。

※武田鉄矢さん語録

なぜ価値が生まれるのか?それは、価値が分からないからである。
…そりゃあそうだ!当たり前だけど今まで気が付かなかった。

謎だからである。謎に対し、感謝をこめて価値を与える。
価値の分からないものに出会い、戸惑い、ありがとうといい、返礼する。
恋愛もそう。

出会ったとき「これはいったいなんだろう?」と思う。
その瞬間、恋がはじまっている。

※武田鉄矢さん語録

メディアの言う「著作権」は、そもそもの価値の構造からは大きくかけはなれている。
私たちは、ものごとを広い目で大きく捉えるべきではないだろうか。
メディアは複雑なものを複雑なまま出すことができない。手垢だらけにしてしまう。
…という考えたこともないような切り口でメディアの危機を語る。
3週にわたってネタになるほどの武田鉄矢さんお気に入りの著者、内田樹さん。
街場のメディア論 (光文社新書)


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2010/11/20 22:46 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

メディアはビジネスか? 今朝の三枚おろし【街場のメディア論/内田樹】

2010/10/25~10/29
2010/11/01~11/05(AM東海ラジオ)放送まとめ。

「そもそも、メディアってなに?」
「最近テレビつまらないと思うときが多い。」
ふだんから思っている、最近特に思っている人は多いハズ。
テレビというメディアへの絶望感・矛盾に気付かせる、という切り口からスタートしたテーマ。

街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
内田 樹

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武田鉄矢さん語録。

内田先生曰く、楽しそうにテレビの仕事をしてる人に会ったことがない。

コンビニで「テレビは見てはいけない」なタイトルの本を見つけたことを思い出した。
視聴率が良ければいい、数字を稼くテレビっていうのは、楽しい職場じゃないのかも。
苦労して発信した情報の中身はスカスカだと知りながら苦労して…
なんて、現場で働く人たちの徒労感を想像してしまったり。

ちなみに、ぼくがよく見る番組はどうなんだろう。
ビフォーアフター、ワールドビジネスサテライト、渡る世間は鬼ばかり…
バラエティ、ニュース・情報、ドラマ…とジャンルはバラバラだけど共通してるのは
他にはない独特な内容が特徴だってことだろうか。内容がスカスカだとは思わない。

最近みた『そうだったのか! 池上彰の学べるニュース』も気になってる…
とにかく一生懸命に説明してくれるのが伝わってきて見入ってします。
分かりやすくて、次も見たくなる番組が好きだな。

武田鉄矢さん語録。

著作権は、最初に作ったひとへのありがとうの気持ち。

近ごろ目立つ、著作権の侵害がらみの話題。
誰もがあこがれる印税生活。あこれだったはずなのに、いざ印税暮らしをすると不幸。
幸せな著作権って、一体なんだろう。

マイケルジャクソンも印税なんてどうでもよくなってた。
最期まで、汗水流して踊って稼ぐ自分でありたかった。
ジブリがけっこう、いや『そこそこ丁度良く稼いでいる』ように見えるってのも妙に納得。

ありがとう、って感謝されるから新しいが生まれる、育つ。
必死でオリジナルを作っている人たち。


武田鉄矢さん語録。

自分のこと言ってる!て思った瞬間、その本に真の価値が生まれる


まるで自分の人生がそこにあるように錯覚する。
心臓の裏側から震えるようなドキドキの感動を体験する。
そしたら、追っかけてでも著者にお金は支払うんだよって。

自分のお金のことばっかり先に考えてたら、みんな幸せになれないよね。
本当の価値っていうのは一体何なのか考えさせられました。
メディアが、価値あるメディアであり続けてほしい。


街場のメディア論 (光文社新書)
※武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
※参考記事
- 書評 - 街場のメディア論
クリエイティブビジネス論!
【レビュー・書評】:街場のメディア論


[ 2010/11/15 13:40 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

邪悪ってなんだ? -今朝の三枚おろし【邪悪なものの鎮め方/内田樹】

2010/04/05~04/09
2010/04/12~04/16
(AM東海ラジオ)放送。
「なんか霊の聞こえる気がする」
「邪悪な気持ちが沸いてきてなやむ」
って悩んでいる友人がいて、この本を薦めてみました。

「毎朝、会社行く前に少しずつ読んでいるよ!いい気分転換になるよ!」
って言ってくれて嬉しかった。

邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)邪悪なものの鎮め方 (木星叢書)
内田 樹

バジリコ 2010-01-23
売り上げランキング : 8974


それ以来、友人もぼくもできるだけ今朝の三枚おろしを聴くようになりました。
武田鉄矢さんの紹介の仕方もとっても分かりやすかった記憶があります。
(メモしてないからちゃんと覚えてないんだけど…)

装丁が印象的。邪悪ってこんなカタチなんだろうか。
帯にはこう書いてある↓
『先生、邪悪なものと出会ってしまったら、どう対処すればいいんでしょうか?
 -この疑問に、ウチダ先生がきっぱりお答えします。』

ブログをテーマ別に抜粋した本だけど、十分に本として読み応えがある。
静かな場所で、ゆっくりと読みたい一冊です。
ぼくが読んで好きな好きなテーマは、
・呪いのナラティヴ
・記号的殺人の呪い
・反復の快
・「おせっかいな人」の孤独
で、ドッグイヤーしてヒマなときに読んでます。
邪悪なものの鎮め方(木星叢書)/内田樹


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2010/04/05 01:25 ] 【う】内田樹 | TB(1) | CM(0)

街場のマンガ論 …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連

2010年
武田鉄矢さんオススメ第一位は、
ウチダ先生です。


街場のマンガ論街場のマンガ論
内田 樹 川口 あい
小学館


脳が老化してくると、マンガがつながって読めない。
(キャラクターや場面が想像の中で動いてくれない)
という話をラジオで言ってました。

大人になってからマンガ読みません、って人は要注意ですね。


…武田鉄矢さんのオススメぶりが… >>
[ 2010/03/18 14:20 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

大学なんて行きたくない人へ。 …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連★要注目

大人のありがちな、お説教みたいなことでは大学なんて語れない。
理解不能な魔物を、まるで力を使わずに引き裂く論を、この先生は持っている。


街場の大学論  ウチダ式教育再生街場の大学論 ウチダ式教育再生
内田 樹
角川書店(角川グループパブリッシング)


その前に、まず、
なぜ勉強するのか?
なぜ勉強がきらいなのか?
心の中に箇条書きして考えてみてほしいと… >>

[ 2010/03/17 14:55 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

身体知? …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連★要注目

やっぱり、内田先生ならば、
身体のことについてもちゃんと考えていると…。
あたまでっかちじゃなく、
どんなふうな驚き(パラダイム転換)が体験できるのかと思うと…。

身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる (講談社プラスアルファ文庫)身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる (講談社プラスアルファ文庫)
内田 樹 三砂 ちづる

講談社 2010-10-21
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たんなる対談本によくある、読んでる側が置き去り感?
というよりは、ソクラテス的な悟りを読書体験できるタイプで… >>


[ 2010/03/17 14:48 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

街場のアメリカ論 …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連

街場の~シリーズ。
アメリカまでもが街場にやってきた。
アメリカってやっぱり世界の基準、
ということで、良かったのか?


街場のアメリカ論 (文春文庫)街場のアメリカ論 (文春文庫)
内田 樹

文藝春秋 2010-05-07
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思いもよらなかった視点で、自分の中の「アメリカ」が、みるみる変わっていくように… >>
[ 2010/03/17 14:40 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

武道的思考 …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連

2010年は、筆がノリに乗って止まらないウチダ先生だった。
書いてばっかりで、読むヒマがないのが悩みだという…


武道的思考 (筑摩選書)武道的思考 (筑摩選書)
内田 樹
筑摩書房


武道の中にある、生き延びるための思考。アッと言わせる角度から… >>
[ 2010/03/17 14:33 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)

もういちど村上春樹にご用心 …今朝の三枚おろしで紹介の著者関連

1Q84を、
ウチダ節で語らせたい!!


もういちど 村上春樹にご用心もういちど 村上春樹にご用心
内田 樹
アルテスパブリッシング


村上春樹が読めないという、武田鉄矢さん。
司馬遼太郎ワールドにハマった人は、帰って来れないのが原因では?
なんていう、ちょっと深いお話が印象に残っています。

[ 2010/03/17 14:26 ] 【う】内田樹 | TB(0) | CM(0)
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