武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【脳は楽観的に考える/ターリ シャーロット】

2014年01月13日~2014年01月17日
2014年01月20日~2014年01月24日 AM東海ラジオ放送まとめ

脳は、思い出を貯めるためにあるのではない。

未来を想像することらしい。
その想像は、楽観的バイアスがかかっている。
どうもいいことあるぞ、というふうに作られた人間。

脳は楽観的に考える脳は楽観的に考える
ターリ シャーロット Tali Sharot
柏書房


明るい未来を想像して、サルからヒトになった。
楽観とは、最大の錯覚かもしれない。

うぬぼれ脳は、悲劇も起こす。
雲の中でパイロットが上昇を急降下と錯覚し墜落したり、その逆も。
脳は勘違いしやすい傾向を持っている。

逆さに見せた写真「少女は笑っていますか呪っていますか」とテスト。
笑っているように見えるが、天地を戻すと不気味に歯をむき出している。
パイロットの錯覚とは違うが、脳は楽観的にも錯覚をする。

カラスは、食べ物の賞味期限と、今日と明日が分かるらしい。
チンパンジーには、今と前後くらいまで判別できる。
時間への認識が深い人間は「自分の死」が理解できる。
(ほかの動物は自分の死が理解できない。)

過去を未来のために活かせるのが人間の脳。
それは、楽観バイアスをもつからである。


虚構が、嘘を現実にする。
「ホラは吹き当てる」と鉄矢さんのお母さんが言っていたという。

フィギュアスケート「一番良いメダルを獲る」と予言した選手9割が獲る。
成就的予言を宣言した選手の方が、宣言しない選手よりメダルを獲っている。
「必ず獲れる」と監督からも楽観的にイメージできることが重要。

楽観的でなければ、脳は力を発揮できない。
楽観であることで、身体も心も調子が良くなり、結果も良くなる。
脳幹からオキシトシンが全身へ分泌され、結びつく。

笑顔、希望、それはどこからやってくるのか。
幸せだから笑うのか、笑うから幸せなのか…

鬱は、感情が固まるのである。

鬱とは、感情全般が固まるのである。
「まず笑う」ことができなくなり、「笑う門に福」来たらない。

鉄矢さんは売れないとき「売れっ子ごっこ」をやっていた。
収録終わったらわざと駆け足で帰ったり、
一人でインタビューの準備したりしてた。

未来予測は、科学的には暗い。
しかし、楽観することで変えられる。
努力しないと、楽観はキープできない。
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今朝の三枚おろし【芥川龍之介短篇集/芥川 龍之介 村上 春樹 ジェイ ルービン】

2012年02月13日~02月17日
2012年02月20日~02月25日 AM東海ラジオ放送まとめ

アメリカで芥川現象が起きているらしい。
ニューヨーク、英訳本が新人作品として注目を集めてるから驚き。

アメリカ人が何を選んだか?

編集はアメリカ人、ジェイ ルービンさん。
村上春樹が序文を書いている。

芥川龍之介短篇集芥川龍之介短篇集
芥川 龍之介 村上 春樹 ジェイ ルービン
新潮社


ルービンさん曰く、歴史的な人物は不向き。
例えば「或日の大石内蔵助」など日本人は何が起きるか分かる。

蜘蛛の糸・・・なんであんなに心に残るのか?
もちろん短編集にも入っている。

読んだあとの感想。
悪いことをしちゃいけない、嘘をついちゃいけない。

そして、蜘蛛を殺さなくなった鉄矢さん。
手塚治虫も「火の鳥」の中で、一匹も虫を殺さなかった男とを描いている。
子供に直球で放り込める作家は、そうそういないんじゃないか?

~ここで蜘蛛の糸の朗読、そして脱線。

映画「ゴースト」は四十九日、仏教の話。

あれは恋愛ものじゃない。
こんな考え方もあったのか!とアメリカ人を驚かせた物語。

キリスト教は死んだら最後の審判を待つのに、
霊媒師に取り憑く話、成仏前の彷徨う魂の話。
じわり・・・と芥川は浸透しているのではないか?


次は「お銀」。
イエスではなくゼスス、江戸の言葉でキリスト教を説明する。
最後の審判を「御糺明( ごきゅうめい )の 喇叭( らっぱ )」と表現。
隠れキリシタンがバレてしまうマリア、お銀は拷問のうえ死罪。

天使ガブリエルがハライソ(天国)への扉を開く。
拷問に耐えたお銀は、最後の最後にキリスト教を捨てるという。

仏教徒である父母を地獄に置き去りにして天国へは行けない。
私はキリスト教を捨てて、父母のいる地獄へ行きますと言う。
そして悪魔が、天草地方を笑い転げながら歩いていた・・・

果たしてこれは恥ずべき行為なのか!?
天国へ行きたいというのは、我欲ではないのか!?
地獄へ堕ちても構わない決心をして、阿弥陀様が迎えにくるのではないか?

かつて日本人は、幸せは儚いと思っていた。

幸せなんていらないと、我欲をすてる人格を理想とした。
今の日本は、そこかしこで幸せを追求している。
日本憲法にも幸福の追求が明記さえているが、果たしてそれでいいのか?

芥川の描く物語は、深い深い人間の矛盾を突いている。



2週目は、馬の足。

天国へ行く手順の間違いで、馬の足を持って生き返った男。
ある日の北京の春風、馬脚をあらわした。

その足はモンゴルの砂漠の果てへ去り、二度と帰ってこなかった。
ラストシーン、妻の元へ影を見せ、また猛然と走り去る。

カフカより前に変身ものをやっていた。
そして映画「第9地区」にそっくりだそうな。

・・・必死になってエイリアン化を隠す男の最後。
花を贈りつづける男の姿は、芥川の影響じゃないか?


「俊寛」より。

歌舞伎、俊寛の続編を芥川が書いている。
悲劇は孤独な不幸によりにけり。
砂の数ほどある不幸ならば、それは笑ってしまう。

笑うことを学べ。
悲劇をひっくり返して笑おうとする芥川の世界。
仏陀は笑うことを教えにこられた。


・・・・などなど。
平家と源氏の話で脱線しつつ来週は別のネタで。



芥川龍之介短篇集/芥川 龍之介 村上 春樹 ジェイ ルービン(新潮社)


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