武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか/福岡伸一】

2012年09月10日~09月14日
2012年09月24日~09月28日
2012年10月01日~10月05日 AM東海ラジオ放送まとめ

分子生物学で世界を見る。
ベストセラーというべきか、話題を呼んだ著書。

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
福岡 伸一
木楽舎


アメリカのアンガー博士。
4000匹のネズミを犠牲にし、脳を注射すると暗所忌避が移植されると発表。
その実験結果は失敗に終わったが、そこからペプチドが見つかった。

脳内伝達物質、ペプチド。
記憶は回路の形・デザイン

人の脳は、パソコンのようにフォルダを作って保存しない。
ペプチドを介して回路を作り、神経細胞に明かりを灯す。

動的平衡=生命は「流れ」である。

川の流れのように、ではなく、流れそのもの。
流れている形が「わたしの形」なのである。

1年が過ぎるのが早く感じる。
しかし脳は逆に錯覚している。

・・・鉄矢さん「オレこの辺なるとよく分からない」

脳内の話。
使われない回路は刈り取られていく。
思い出はデフォルメされる。

脳はデフォルメ=錯覚するのが仕事。
パターン化しなきゃ消えてしまう。
子供にくり返し同じ子とをさせるのもパターン化。


結局、人間って食べものなのよと鉄矢さんの奥さんも言っていた。
汝とは、汝の食べたものである。

口と肛門を持つことが生物の基本。
ミミズも考えごとをする。消化管で考える。

内臓も思考するのである。
それを証拠に神経伝達物質(ペプチドなど)が消費されている。

ここからは鉄矢論、便と屁のちがい。
便か屁か、ちゃんと区別できる。
気体と固体かを肛門は判断している。

薬では麻痺してしまうから。
体験談、便秘薬を使ったら新幹線で身が出てしまった。

ガッツは「はらわた」の意味らしい。
内臓には人が肝心なときに意味を与える。
はらわたが煮えくりかえる、肝だめし・・・など。

生きるとは、アミノ酸の並び替え。

常に変わることで、変わらないことを維持する。
それが生きていくことである。

食物とは、情報源である。
どういうことか?

60gのタンパク質が必要だが、10gが便で排出される。
差し引き50gのタンパク質が吸収された・・・のではない。
単純な足し引きで考えては行けない。

体内で合成をくり返し、そのゴミが10gなのである。
自分の体内成分も食している。


すい臓。
海のサンゴ礁の浮かぶ島のようだから、ランゲルハンス島。
顕微鏡で見る、世界一小さな島であると言われる。

インスリンを分泌し、機能が低下すると糖尿病。肥満にもなる。
飢餓に備えるために満腹にならない機能をもつ。

満腹状態になると動物はだるく、動けなくなる。
一方で、血糖値高めのほうが臨機応変に動ける。
生き残りをかけてヒトは糖尿病になったのではないか?


睡眠導入剤。
トリプトファンというアミノ酸。
むしろ神経細胞を興奮させることもある。

博多座での不眠の話。
睡眠道乳剤は効かなかった。

不眠症のいちばんの原因は、今日への感謝が足りない。

とにかく明日が心配で・・・。
昼夜公演をやり遂げた感謝なんてカケラもなかった。

今日への感謝が足りないの指摘に目からウロコが落ちた。
しかし眠れなかった。感謝の足りなさが気になって・・・
東京へ戻ってきたらウソのように眠れた。


便秘にもなった鉄矢さん。
便の重大さを思い知ったという。

食の安全。
防腐剤が入っているハムやソーセージ。
腸内の雑菌さえも殺してしまう。

アグリビジネス。
モンサント社、アメリカのバイオ企業。
ランドアップなる除草剤の問題。遺伝子組換え大豆だけが覆い茂る。

ひたすらモンサント社がもうかるシステム。
・・・どう考えてもやばいですよね、と鉄矢さん。


坂の上の雲。
もうひとつの、坂の上の雲がある。

脚気、かっけ。
どういうわけか戦場で起きた。
森鴎外は細菌だと言い続けた。

玄米からビタミンの発見につながった。
海軍の功績、そして北里柴三郎。
日本学会を追われたが、福沢諭吉が援助した。


血清療法、フレミング。
シャーレで黄色ブドウ球菌を培養に失敗してカビが発生。
そして青カビから発見したペニシリン。

結核、肺病をなくしたストレプトマイシン。
ここから抗生物質と細菌のイタチごっこがスタート。

強くなる細菌。
進化した細菌はDNA情報を仲間に配布する。

細菌とウイルスは違う。

大きさから違う
細菌は、人のこぶしに対して、米粒。
ウイルスは、鉛筆で打った、点。

食べない、便を出さない、呼吸しない。しかし繁殖する。
ウイルスの繁殖方法は、細胞に自らのDNAを送り込む。
そして、細胞のDNAだと勘違いさせて繁殖させる。

ワクチンは、ウイルスの殻に取り憑いて無毒化する。
しかし殻を別のものに変えられると取り憑けない。

そこで刑事のように張り込みをする役割をするのが、タミフル。
そのタミフルをまたウイルスが攻撃する・・・。

脳へ進入して脳をスカスカにするプリオン。
ウイルスの1000分の1の大きさ。
羊から牛へ移ってBSE、人へ感染ヤコブ病になる。


ミトコンドリアは独立した生物だった。
昔は外にいた生物が、今は人の体内で生きている。

俺たちは、いろんな生き物の集合体なんだ。

太古の昔、ミトコンドリアは補職されたが消化・分解されなかった。
そしてミトコンドリアは、体内で共に生きようと決意した。

ミトコンドリアは母体内から子へ受け継がれる。
男はDNAしか渡すことができない。
ということは、ミトコンドリアは女性だけを経由してくる。

ミトコンドリア・イブ。
辿っていったところ、アフリカの女性だった。

悪魔の母も分かる。世田谷一家殺人事件。
犯人のミトコンドリアを辿ると、ルーツが分かる。
アドリア海沿岸の民族を母に持つ男だった。しかし何代前かは不明。


デカルトは生命現象を機械論で説いた。
臓器移植やES細胞、遺伝子組み換えにつながる。
輸血や射れば、心臓弁でも恩恵を受けた鉄矢さん。

著者は本当にそれでいいのかと問う。
インプラントよりも入れ歯が良いと言う歯医者さん。

インプラントすると魚と同じ骨格になってしまう。
人の歯は老いると抜けるように出来ている。
抜けることには生命としての何かがあるはずだと言う。

癌でさえも憎き敵ではないはずだ。
突然に遺伝子が反乱を起こすことは、適応という意味もある。

今の不都合を不幸だと呼ばないで、本質をみつめよう。
死ぬことにだって生命的な意味が必ずある。

老いとは何か?錆びていくことに意味がある。
老いることによって、老いを老いとしている。
少しずつ老化することで、昨日と変わらない自分を維持している。



動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか(木楽舎)/福岡伸一


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ
「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
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[ 2012/10/01 06:09 ] 【ふ】福岡伸一 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【せいめいのはなし/福岡伸一】

2012年07月16日~07月20日
2012年07月23日~07月27日 AM東海ラジオ放送まとめ

鉄矢さんは抗議の手紙にけっこう心が折れる。
調子の悪いときは三枚おろしも読んでるだけみたいになってしまう。

生活保護の芸人バッシング、ツイッター、ブログ炎上・・・。
燃えてないのに「炎上」なんて、呪いの力を感じてしまう。

せいめいのはなしせいめいのはなし
福岡 伸一
新潮社


博学の著者、他分野の智者との対談本。
遺伝子「GP2」を全部除いた「ノックアウトマウス」での実験。

しかし生命は機械なんかじゃない。

生命は「流れ」である。
変化しながら、変化していないというバランスを保つ。

新陳代謝、交換して半年前とちがう自分になる。
昔とはちがうけれど、自分であるように見える。なぜか?

動的平衡。
川で言うならば、岩のように存在するのが生命ではない。
川の流れが人の、生命の形をして渦まいている。

内田樹さんは言う。
お金も同じように例えられる。
それ自体に意味はないけど、ぐるぐる回ることに価値がある。

お金の流れを止めている奴がいる。

経済がうまくいってないのは、お金が止まったから。
人生の価値は、何人の人間に回せるかで決まる。

余ったから交換するのではない。
交換するために、余るように作る。

余った総菜をおすそ分けすることもなくなった。
冷凍してストックしちゃったりできるもんだから。

その昔から、娘・女を交換していた。
良い悪いは置いといて、そういう交換がある。

少し脱線。
父より強い力をもつ叔父。
世界中の物語がそういうふうにできている。

母方の叔父さんには男の子が懐く。
寅さん、ひろしとさくらの子が懐く。


人類の受け取れる富は全体的に広がっている。
牛一頭持っていれば幸せだったのが、平均的になっている。

人口の1%が、富の40%を独占している。
富を誇示している人が増えている。

名を明かせと言うと意見がパッと消える。
匿名さんの意見は、名無しさんの意見なんて気にしなくて良い。
それは、名前のない「自分になっていない人」だから。


2週目。
経済というのは「パスの仕方」が問題である。
サッカーと同じ。受けとったらスグ次に回す。
効果的な人へ即座にパスをする人にお金が回ってくる。

「お金持ち」というのは印象が悪い。
「金回りが良い」というのは印象が良い。
首が回らないと言うし、お金を「お足」と呼ぶのもしかり。

話題のES細胞。
何にでもなれる万能細胞。しかし著者は懐疑的。

科学は原因と結果を言いたがるけど、因果は同時でもある。
花粉症もそう。薬の効果で因果をはっきりさせてしまった。

原因とは、うまくいかないものにしかない。

うまくいっているときは、原因追及なんてしない。
今日の問題は「あの日あの時」が原因だなんて言う。
すると、「あの日から今日までが全部」が問題になる。

しかし視点を変える。
「今日まで問題が起こらなかったのはなぜか?」
そうやって、問題は重症化するのを防ぐのである。

熟年離婚ならぬ「晩年離婚」がある。
70歳過ぎてから離婚なんてするのか?
一番多いその理由は「性的不一致」というから驚き。

弁護士さんがそれを理由にすると有利だと勧めているようだ。
性的不満であれば、70歳過ぎようが、いくらでも思い出せる。


分かりやすい理由なんてありえない。

宇宙の惑星と体内の分子は同じ動きをしている。
銀河と同じ方向で、巻き貝も巻いている。

世の中に不思議なことはいくらでもある。
水に氷が浮く理由も実はよく分かっていない。

DNAの二重らせんは、二人の科学者が発見した。
顕微鏡の中を覗いて、自分たちに似てたから発見できた。
人は顕微鏡を覗きながら自分を発見してしまう。

何が核だかミトコンドリアだか分からない顕微鏡の世界。
核を見つけた人には核がある。
科学者は、科学的であると、科学的発見はできない。

自然界にない色づかいはスグにわかる著者。
おしゃれな服にプリントされた蝶に違和感を見える。
自然界にない色を、人はすでに知っている。

ハイヒールであるく女性を好む男性。
後ろから見ると足を痛めたカモシカみたいで「襲いやすい」。

・・・
ほとんどが内田樹先生との対談で語り尽くされてしまった。


養老先生との対談でおもしろかった話を紹介して〆。

原因なんてない。
「これは、起こるべくして起こった!」なんて言うが、
真実に触れているようで遠ざかっている。

重大な公害事件などを細かく紐ほどいて見てくと、
じつは小さなミスが「重なって」できている。
より多くの人が関わり、見るしか防御策はない。

そしてUFOは幻覚である、これが科学の立場。
UFOの幻覚を見ないかぎり、UFOは幻覚だと言えないのが科学である。



せいめいのはなし(新潮社)/福岡伸一



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
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[ 2012/07/16 09:28 ] 【ふ】福岡伸一 | TB(0) | CM(0)
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