武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【眠りにつく太陽/桜井邦朋】

2011年02月16日~02月18日
2011年02月21日~02月25日 AM東海ラジオ放送まとめ。

水曜日からネタ本の変更。
それにしても、先週からの予想が的中!「眠りにつく太陽」でした!
(詳しくは、まだ放送されてないネタ本ブログへ。)


導入。
今年の豪雪は、新潟の電気屋さんの日常の観察から予測されていた。
新潟のカメムシの大量発生や、カマキリの卵の位置による自然観測。

気象庁のデータ・学者の知識だけに頼らずに、
生物多様性の視点から気候の変化をみることも大切。

温暖化ではなく、寒冷化しているのではないかという地球気候。
そして、地球と太陽との関係。太陽は休眠期に入っているという説から始まる。

今までの温暖化で何でも説明しようとする常識を切る。
著者の“本当は寒冷化なんじゃないか説”を三枚におろし。

眠りにつく太陽――地球は寒冷化する(祥伝社新書215)眠りにつく太陽――地球は寒冷化する
桜井邦朋 祥伝社

経済・社会・哲学的な話から一転、科学的な話。

え、温暖化じゃねえの?
※武田鉄矢さん語録

どうやら、本当に温暖化なのか、もう一度考えてみた方がいいらしい。
IPCCは、温暖化ビジネスという利権が絡んだ政治団体。

一体、何をどこまで信用したらいいのか?
温暖化をとことん疑ってみよう。

1970年代、著者は、地球が寒冷化するという予想を学会で発表して外した人。
色んなデータから、地球はおおむね温暖化であろうと思われている。

だが!ちょっとまって!もう一度考え直してみて!!
お願いだから、私の話とデータを見て!!
…そんな感じの、必死さの伝わる言葉に惹かれたという武田鉄矢さん。

温暖化と言えば、氷山が溶ける映像…誰もが、温暖化の危機を感じた。
しかし著者曰く、そうではない。
『氷の端っこは必ず溶けるに決まっている。』
『コーヒーカップの中の物理現象と同じ。』

また、氷に覆われていた山に草花が生えてしまった映像。
氷山同様に、これこそ温暖化の危機だと納得する。

でもよ、
お花が咲くっていいことだよな。

※武田鉄矢さん語録


ゴア元大統領が、映画で語ってアカデミー賞を取った温暖化。
バラエティ番組にまで出演して、語った地球の温暖化という危機。


海面上昇は危機なのか?

島が沈んでしまうのは、ゆゆしき事態だとは思うけれど…
ちょっと待って!本当の危機は温暖化なんだろうか!?
寒冷化する地球の状況を、冷静に考え直してみようではないか…!?

江戸時代の記録に寄れば、日本の海岸線は、今と違っていた。
品川駅は、昔は波打ち際だった。東京タワーの下もそう。
あと、京都の九条通には、大阪湾の海が波寄せていたよね、とか。


(ゴア元大統領の派手すぎた主張の意図は…?)
不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] 不都合な真実 ECO入門編 地球温暖化の危機


そして本題に入っていく。
温暖化=地球の温度上昇、これは人間の行動と結びつけることなのか?
本当に、人間の存在が地球の温度上昇と関係があるのだろうか?

IPCCは、二酸化炭素CO2の増加が地球を温めていると言う。
ちょっと待て、空気の80%は窒素、20%は酸素、これで100%だろ?
諸悪のCO2は空気というと、なんと空気全体の004%しかない。

004%…地球の温度を2~3度上昇させるには、CO2は少なすぎる。
二酸化炭素は、地球の温度を上げるほどの量があるのか?
しかし、温暖化の原因は二酸化炭素であるというIPCCの結論。

IPCC…これはもう政治団体ですね。
※武田鉄矢さん語録

宇宙線。宇宙空間を飛び交う放射線のこと。
太陽から発せられた放射線が雲の増加に影響しているらしい。
雲の発生は、宇宙的な現象だと考えることができる。

雲の発生が、大陸の砂漠化を促進させている。それが猛暑の原因だという説。
…なんだか難しいけれど、猛暑と温暖化は関係ないっていう考え方もある。

地球上から、地球外に目を向けて…つまり地球を温めている太陽に着目。
銀河・太陽系における地球の温度を2~3度上昇させた原因を考える。

気候変動は、
宇宙的な活動の結果である。


著者の主張。
地球の温度上昇に最も関係の深いのは、太陽である。
著者の主張において、この点がもっとも分かりやすくて納得感がある、と武田鉄矢さん。

なんでもかんでも温暖化で解決しようとする、安易すぎる考え方への異論。
ビジネス・産業にすらしてしまった温暖化・CO2への批判。
もちろん二酸化炭素への意識は大切だが、多様性を持った見方をしたい。



眠りにつく太陽――地球は寒冷化する(祥伝社)/桜井邦朋


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
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[ 2011/02/25 11:18 ] 【さ】桜井邦朋 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【安売りしない会社はどこで努力をしているか?/村尾隆介】

2011年2月7日~2月11日
2011年2月14日~2月15日 AM東海ラジオ放送まとめ。

東京は浜松町-ラジオ局のある近辺には弁当屋がひしめく。
380円の弁当とか売ってる光景を見て、スタッフと話してた武田鉄矢さん。

「いやいや、最安値は200円台に突入してますよ」とスタッフ談。
デフレと価格競争、日本の景気やいかに?そんな話の導入。

「水谷さんは、お弁当いくらなら出しますか?」と武田さんが質問。
「…500円なら出しますね~」と気楽に答える水谷さん。

さてここでタイトル『安売りしない会社はどこで努力をしているか?』
このタイトルに惹かれて買ったという武田さん。

安売りしない会社はどこで努力をしているか?安売りしない会社はどこで努力をしているか?
村尾 隆介
大和書房

安売りに必死の会社…無理して安売りしてる会社…
価格競争の行く末にあるもの、キーワードは、
利益からの逃走

安売りしない会社、
利益から逃走していない会社の例は?

マクドナルド。
大規模な店舗の閉店、ゆったりした席、値上げ。
自ら作ったファーストフード「安い、早い」のイメージと戦う。

もうひとつのキーワードは女性。
女性と言えば、バーゲン品に群がるイメージもある一方で、
「ちょっと高くても買うわ」というこの発想は女性からきている。

女性専用のタクシー。(ドライバーも女性で不安を解消)
女性専用の立ち食いそば。(男がいると、なんとなく恥ずかしい)
付加価値を認めてくれる女性をターゲットにした商売がウケている。


本書では、安売りしない会社を実名でどんどん挙げていく。
クロネコヤマト。障害をもった人の職場として、熱心に力を入れている。
大手物流のブランド力にプラスして、何ができるのか?という発想。

物流大手と言えば、中国での活躍。
『何時までにきっちり届けます。』という細かなサービス。
『荷物を届ける前にネコババしない』という当たり前のこと。
日本では当然のサービスが、世界から見れば日本独特のサービス。


武田鉄矢さんの家は寒いらしい。
あまりにも寒いので、パタゴニアのくつ下が評判って言うんで買った。
一足3000円近いくつ下!履いてみたらその素晴らしさ…

高いものには訳がある。

安売りを始めるとどうなるか?

・理不尽なクレーマーの出現
・リピーターの低下
・価格競争(ライバル増える)
・新展開のアイデアが出にくい。
・職場の雰囲気が悪くなる。
・スタッフの強化ができなくなる(サービス低下)

などなど、大きなリスクを伴う安売り。
安売りに挑むなら、これら全てのリスクをカバーできる体制が欲しい。
逆に言えば、大きなリスクを覚悟の上で安売りに挑むなんて間違ってる。


宮崎駿のアニメ映画を観に行くとき。
東京ディズニーランドに行くとき。
どっちも「まけてくれ」なんて思わないよな。

※武田鉄矢さん語録

東京ディズニーランド秘話の数々(都市伝説?)
11枚目のサイン色紙の話。
着ぐるみからもらった10枚のサインを水に落とした子ども。
「マーメイドが拾いましたよ」と言って係の人が渡した色紙。
そこには、11枚目のマーメイドの色紙が加わっていた…

…本当かどうかは分からないけれど、
東京ディズニーランドならありそうな話。
この、ありそうな話というのが重要なポイント。

キーワードは、
『お客さんに興味を持つ』

※武田鉄矢さん語録。


在庫を持たず、お客さんに待たせるヨーロッパのブランド。
『辛抱強く待てるお客様が、良いお客様になり得る』という信念。
そこに付加価値を追求していく姿勢も見習いたい。

安売りしない会社は、
まず、安売りしないと決めてから、
そこから、アイデアを出す。

※武田鉄矢さん語録


というところで時間いっぱい。
…このテーマ、2週にわたってつづく。


2週目スタート。

安売りしないための“スタイル”を身につけよう、という話から。
ここで言うスタイルとは、美術的(デザイン的)な雰囲気のこと。

スタイル例1。
有名な男前豆腐、ちょっと高めだけど、付加価値にはこだわりが。
切り絵風のデザインや、味へのこだわり・情熱など。

スタイル例2。
茨城県の山口薬局は、内装が昭和レトロ風で風情あふれる。
昔懐かしさと、独特の安心感を売りにしていたり。

スタイル例3。
スターバックスは、空気感を買いに行くようなもの。
スタバでコーヒーを飲んでる自分を想像している。


…と、話題は転がっていくのかと思いきや、
生卵のないホテルは許せないとか、ゆるめの話題で展開。
シメの言葉は著者からの引用。


お客さんがクレームを言うのは、
『馬鹿にされた』と感じるとき。
逆に、満足感を示すときは、
『自分の価値が上がった』と感じる瞬間。



肝に銘じておきたい言葉です…。
と、このネタは火曜日で終了。水曜からは別のネタへ移行です。



実は、今回テーマのこの本、そして前回のチクセントミハイのフロー体験も、
まだ放送されてないネタ本として、武田さんが番組内で語っている。

武田さん自身が「他にもネタあるんだけどよ…」と、
昨年(2010年の)12月ごろ、ネタ本として明かしている。

次は、「眠りにつく太陽」だろうか?
それとも、お蔵入りになるのか?楽しみにしておきたい。


安売りしない会社はどこで努力をしているか?(大和書房)/村尾隆介


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2011/02/20 21:05 ] 【む】村尾隆介 | TB(0) | CM(0)

武田鉄也さんのラジオ語録@三枚おろし -その1-

放送内容からメモしました。
心に刺さった、武田鉄矢さんの言葉です。



テーマ本は、村上春樹の著作全般・人物・名言・など。
神の子どもたちはみな踊る(新潮社)/村上春樹
東京奇譚集(新潮社)/村上春樹
などを中心に紹介。

つまづきのはじめは、ノルウェーの森。


村上さんの、気になる言葉を書いてるんです。


なんだかんだ言いながら、
オレも村上春樹のマネしてます。



物語に自我を沈めると言うならば、
オレにだって、沈めるべき自我はある。



村上春樹って、自分も書けそうな気にさせる。


神の子どもたちはみな踊る 東京奇譚集 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
2011年02月28日~03月04日
2011年03月07日~03月11日
2011年03月14日~03月18日 AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本眠りにつく太陽――地球は寒冷化する(祥伝社)/桜井邦朋より

え、温暖化じゃねえの?


でもよ、
お花が咲くっていいことだよな。



IPCC…これはもう政治団体ですね。


眠りにつく太陽――地球は寒冷化する(祥伝社新書215)眠りにつく太陽――地球は寒冷化する
桜井邦朋 祥伝社

2011年02月16日~02月18日
2011年02月21日~02月25日 AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本安売りしない会社はどこで努力をしているか?(大和書房)/村尾隆介より

宮崎駿のアニメ映画を観に行くとき。
東京ディズニーランドに行くとき。
どっちも「まけてくれ」なんて思わないよな。



キーワードは、
『お客さんに興味を持つ』



安売りしない会社は、
まず、安売りしないと決めてから、
そこから、アイデアを出す。



安売りしない会社はどこで努力をしているか?安売りしない会社はどこで努力をしているか?
村尾 隆介
大和書房

2011年02月07日~02月11日
2011年02月14日~02月15日 AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本フロー体験 喜びの現象学(世界思想社)/チクセントミハイより

意識は、水に似ている
フローとは、その水に流れを与えるものである。
流れは速さを持つ。意識が速く流れたときに、
意識の流れを泳ぐ奇術を個人が持っている。



ハウツー本じゃないのが、著者の良心。
そのかわり、フロー体験の達人の例を数多く紹介している。



目的をスコアカードに刻むことを目標にしない。
ゴルフが上手くなるのをあきらめる。
ゴルフの練習そのものを自分に刻むことを目標にする。
そうすると、ゴルフが楽しくなる。幸せになる。



フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
M. チクセントミハイ Mihaly Csikszentmihalyi
世界思想社

2011年01月24日~01月28日
2011年01月31日~02月04日
AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本移行期的混乱(筑摩書房)/平川克美 より

成長しなくてもやっていける、という戦略がないんだろう?


お前もその中に入っているんだよ!


本気でエコをやったら日本に勝つ国はないと思いますよ。


混乱の中から坂本龍馬は生まれた…!しつこいかな俺。


日本経済はこれ以上よくなる訳がない。
かといって、日本経済が落ちた訳ではない。
成長しきった日本が成長しない、これからは成熟と呼ぼう。



移行期的混乱―経済成長神話の終わり移行期的混乱―経済成長神話の終わり
平川 克美
筑摩書房

2011年01月10日~01月14日
2011年01月17日~01月21日
AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本ドラッカーの講義(アチーブメント出版)/P.F.ドラッカーより

共産体制の崩壊やドイツ統一・ソ連崩壊など、を予言・的中させている。
200~300年に一度起こる激変について、ドラッガーさんの例えが美しい。
その激変をこう例えている、“まるで万華鏡を回すような現象と言っていいでしょう”。



日本人が憧れる教育者とは、ボランティアである


まるで、胴元のいない博打をやってるみたいなんだよ。
あ、うまいこと言ったなオレ。



ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう~ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう~
P.F.ドラッカー リック・ワルツマン

2010年12月13日~12月17日
2010年12月20日~12月24日
AM東海ラジオ放送。
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テーマ本これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学(早川書房 )/マイケル・サンデルより

正しさが人を差別したり、正しさが人を殺したりしている、という21世紀。


21世紀は、正義が苦しんでいる。


池上彰は良い人だ。
批評しないんだよ、この人は解説なんですよ。



これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル Michael J. Sandel 鬼澤 忍

2010/11/22~11/26
2010/11/29~12/03
AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本街場のメディア論 (光文社新書) 内田 樹より

私は「嘘の金八先生」を演じることによって「武田鉄矢の個性」を発揮する。
金八先生に武田鉄矢の個性を発揮させちゃいけない。
おまえがもっとも「おまえらしくない」とき、その役を演じきったという評価が与えられる。



人間は、価値のわからないものに出会うと戸惑う。


出会ったとき「これはいったいなんだろう?」と思う。その瞬間、恋がはじまっている。


内田先生曰く、『楽しそうにテレビの仕事をしてる人に会ったことがない』


著作権は、最初に作ったひとへのありがとうの気持ち


自分のこと言ってる!て思った瞬間、その本に真の価値が生まれる


街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
内田 樹

2010/10/25~10/29
2010/11/01~11/05
2010/11/08~11/12
AM東海ラジオ放送まとめ。
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テーマ本哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン(白水社)/マーク・ローランズより


オオカミと犬は違う。
オオカミは、弱さを取引しない。


哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン
マーク ローランズ Mark Rowlands

2010/08/30~09/03
2010/09/06~09/10
AM東海ラジオ放送。
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[ 2011/02/08 13:21 ] 番外編 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【フロー体験 喜びの現象学/チクセントミハイ】

2011年01月24日~01月28日
2011年01月31日~02月04日 AM東海ラジオ放送まとめ。

フロー
…集中するというか、スポーツなどで難しい記録を達成してしまう人の状態。
手がつけられないほど、神がかったような集中力の発揮。

「ゾーンに入った!」とかよく言う、アレです。
武田鉄矢さんの場合は、俳優業で体験することがある。
狂気と正気のラインを歩くような感覚らしい。

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
M. チクセントミハイ Mihaly Csikszentmihalyi
世界思想社

チクセントミハイっていう変わった名前の教授。
私たちは喜びを求めてるくせに、何が喜びかを知らない。

喜びを説明できますか?

私たちは、ルイ14世よりも確実に、家康よりも信長より豪華なものを食べてる。
旅行するのであれば、ローマ皇帝よりも安全で、清潔な服を来て旅をしている。
情報も、アリストテレスやソクラテスよりも豊富な情報量に囲まれている。

…なのに、無為と倦怠と不安が心を支配している。
これは一体、どういうことなのか?

(なんて解説してる間に、南こうせつ・さだまさしスタジオに現れて
挨拶してる間に時間いっぱい!ちょっと珍しい場面もありましたが…)


話をフローの実体験・実例に戻していく。
死ぬ前の幻想

ヒットラーに捉えられ、ガス室へ行くのを待つ、ある老婦人の体験。
その老婦人は、幸福そうな顔でほほえんで座っている。

ある人が、その不思議な光景を見て、なぜ微笑んでいられるのか?
と聞いたところ、老婦人は、はっきりと答えた。

「拷問を受けなければ、今までの幸せを振り返ることはなかった」
「私は、いま本当に幸せだ。幸せの本当の意味が分かった。」

…あなたは死ぬことが怖くないのですか?
さらに疑問をぶつけた。

「ちっとも怖くありません。そこに見える樫の木が、私を呼んでいる。」
「私は永遠だ、そう言って私のことを待っている。」
「死ぬ前にこんな幻覚を見ることができる私の心は、幸せに満ちている。」


ゴッホのフロー体験
ゴッホが見ていた風景。

生前は全く売れなかった。それでも、自殺直前まで描き続けた。
揺れる糸杉、渦巻く大気。ゴッホは世界が、そう見えていた。
その目に映る、特別な風景こそフロー体験だと言える。

売れずに描いていたゴッホと、その絵を持っている現代人。
どちらが幸せなんだと言えるだろうか?


フローは苦しい。

例えば、金メダルを取った、その瞬間!
世界の記録を塗り替えた、その瞬間!

その瞬間は、その選手が最もストレスを感じている瞬間だと言える。
だって、ものすごい苦労の上の結果なんだもの。
楽しくて愉快で安楽なフロー体験はありえない。


苦痛が人格をつくる。

カオス=無秩序 …死に対する潔さ。騎士道・武士道などのイメージ。
国家=秩序 …生に対するこだわり。幸せを追求する現代。

チクセントミハイは、死=カオス=無秩序を受け入れ、
コントロールする自己形成する知恵を、フローの中に見いだす。

現代は、言葉がヒステリックなほど、人に受けやすい。
死ぬときは、潔くありたい。なのに、泣き叫び混乱しそうな人が多い。
弱い自分をさらけ出して、ヒステリックになってみせる。

自己を統制する能力が高いことは、あまり評価されていない。
苦痛を避けたいワガママを表現するほうが、正直だと思われる。
それは良くない。パターン化された思考は危険だ。

もう一度、苦痛を脳に与える機会をつくる。
苦痛をのりこえながら、集中力や複雑な思考を身につける。


少し難しい話になってきた…
が、このテーマは来週につづく…(加筆予定)


心理文化人類哲学者のチクセントミハイさん…と紹介しながらも、
ゴルフで楽しそうにはしゃく、ブサイクな老夫婦の幸せは至高だ!
という、ちょっとふざけた例え話で始まる2週目…。

意識は、水に似ている
フローとは、その水に流れを与えるものである。
流れは速さを持つ。意識が速く流れたときに、
意識の流れを泳ぐ奇術を個人が持っている。

※武田鉄也さん語録

どうしたらフロー状態になれるのか?
本書には、そのメカニズムを解説してない。

ハウツー本じゃないのが、著者の良心。
そのかわり、フロー体験の達人の例を数多く紹介している。

※武田鉄也さん語録


ここでウチダ先生の言葉(内田樹)
人生に迷ったときの三箇条。

礼儀正しさ
…どこでもコミュニケーションが取れる、友人ができる。

オープンマインド
…心を開いておく。閉じていては行けない。

身体感度の精度を高める
…カラダを人に触れられる、風がまとう、感覚を大切にする。



月並みな画家は、何を描くかが分かっている。
独創的な画家は、何を描くか決めずに描き始める。

そうすることで、予期もしない色や形にであう。
絶えず修正をくり返すことによって、独創的な絵を産み出す。

自己目的的自己
この難しい言葉を、ゴルフの練習に例えて解説。

あんだけ練習したから成果があってもいいんだ!
とか思ってる時に限って、思わしくない結果が多い。

目的をスコアカードに刻むことを目標にしない。
ゴルフが上手くなるのをあきらめる。
ゴルフの練習そのものを自分に刻むことを目標にする。
そうすると、ゴルフが楽しくなる。幸せになる。

※武田鉄矢さん語録

うまくいってない夫婦関係もそう。
朝起きて、今日はどんなにイヤなことがあるだろう?
あえてそう思って、一日を始めてみると…

意外とイヤなことなんてなかったりする。
今日こそは楽しく暮らしたい、と思っちゃうから
「なんでそんな言いかたするの?」ってなっちゃう。

フロー体験をして幸せになったのではなく、
フローそのものが、実は幸せなのである…。



フロー体験 喜びの現象学(世界思想社)/チクセントミハイ



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日

…今朝の三枚おろし紹介著者

幸せって何だっけ?

幸せの正体・幸せのメカニズムを解明する、フロー理論。
チクセントミハイの独自の“幸せ論”を仕事に活かすヒント。

フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがいフロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい
M. チクセントミハイ Mihaly Csikszentmihalyi
世界思想社

何かの作業を通して幸せをえるのではなく、
作業そのものに没頭することが幸せである。

ビジネスも同じ。
良いビジネスを求めるのであれば、
ビジネスそのものを追求する姿勢を考えてみる本。


・今の仕事が楽しくない。
・この職場で出世したくない。
・いつか転職するためのステップだし…。
・ストレスが溜まるくらいなら、辞める。
・仕事なんて、時間を会社に売ってるだけ。

…こんなふうに考えているときが僕にもあった。
あの時フローという考え方を理解していれば、
転職に関しては、もっと慎重に考えられたかも知れない。

創意工夫だけが、仕事の価値ではない。
知的に仕事をする人もいれば、肉体的に仕事を捉えている人もいる。
同じように、フロー的に仕事を捉えることもできる。

フロー的に仕事を捉えるメカニズムを、イメージの中で具現化して、
仕事への取り組み方や、自己マネジメントに活用してみたいと思う。


フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい(世界思想社)/チクセントミハイ


フロー体験入門―楽しみと創造の心理学  楽しみの社会学
※関連書
フロー体験入門―楽しみと創造の心理学
楽しみの社会学



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
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今朝の三枚おろし【移行期的混乱/平川克美】

2011年01月10日~01月14日
2011年01月17日~01月21日 AM東海ラジオ放送まとめ。

“いこうきてきこんらん”

言葉にして発音すると、「…ん?」となってしまう(特にラジオで聞くと。)
タイトル決めるとき、著者と出版社でモメたらしい。

平川克美さん。IT関係の会社をやりながら執筆。
内田樹さんとの友人で、東京ファイティングキッズで激しく討論してる人。

移行期的混乱―経済成長神話の終わり移行期的混乱―経済成長神話の終わり
平川 克美
筑摩書房

経団連なんかがスグに言うこと、
「法人税下げても意味無いじゃん」みたいなこと。
「管内閣には成長戦略がないからね~」なんてスグに言う。

いやいや違うだろう、そうじゃないんだよ!
成長しなくてもやっていける、という戦略がないんだろう?
今までにない発想で言葉を使って斬る、平川克美さんと言う人。

混乱の世の中だからこそ、
強い言葉で斬る、龍馬のように。


歴史的な転換。
世の中の転換。

共同体・文字・識字率・タブー・女性・天皇
…このキーワード中のどれかに大きな変化が起きたときに、
『歴史的な大転換点』をみることができる、という考え方がある。
(※これは網野善彦/あみのよしひこ、という歴史家さんの考え方。)


リーマンショック。金融経済という、システムが破綻したんだ!
金融経済が不調なのではない。チューリップバブル・うさぎバブルのように、
人間はしょーもないことを浪費して、そして経済をバブルで終わらせる。

同じように、戦後ずっと成長を続けた日本経済の奇跡。戦後の奇跡。
その奇跡は日常ではなく、必ず終わる。日本人は、勘違いしてる。

そして、女性が字を読めるような国は、子供が生まれ育たない。
…その戦後の成長した日本の風景を作ったのは誰でもない日本人。

お前もその中に入っているんだよ!
※武田鉄矢さん語録

人口が減ったのは自民党のせいじゃないし、
失業者があふれかえる民主主義経済を選択したのは、
誰のせいでもない、日本人みなさん、あなたもそうです。


池田内閣の所得倍増計画がはじまったころ。

タバコのバラ売りをやっていた頃。
「おばちゃん今日3本ちょーだい」なんて言う人もいたりして。
しかし所得倍増計画が始まると、箱で買う人が増えはじめた。

「景気がようなりようかも知れんな…」
と、鉄矢さんのお母さんが通りに向かってつぶやく

これが高度経済成長だ!なんて思ってなかった。
漠然と、ずーっと貧乏なんだなーと思ってた。
町工場で働いて、油にまみれて暮らすんだと思ってた。

油まみれが不幸だなんて思ったことはなかった。
労働意欲と、使命感に溢れ、エネルギッシュに満ち満ちている。
…そんなふうにして、奇跡を起こしてきた日本経済。

タイムイズマネーなんかではない。
後世に残す、という日本人のもつ仕事への美学。


話は日本経済のもつ本質の部分へと進んでいく。
混乱を乗り切るヒントを、過去の日本人の取った行動から探すかのように。

オイルショックの話。
銀座のネオンをすべて消したという、忘れられない逸話。

本気でエコをやったら日本に勝つ国はないと思いますよ。
※武田鉄矢さん語録

なんとも気持ちが奮い立つような、力強い言葉をのこして、
「このあと私は、トイレに行きますから」と、次週まな板の上につづく。


閑話休題。さてさて、2週にわたる2011年一発目のまな板の上。
“いま起きている日本・世界の混乱は、歴史上での移行期ゆえに起きている”
とまあ、かいつまんで言えば、そういうお話なんです。

これは、なかなか聞いたことがない考え方・切り口でもある。
武田さん曰く「へりくつ番組の新年一発目のネタとして」は、
かたい話を、しっかり展開しておきたかった、ということみたい。

田中角栄・日本改造・週休二日制・コンビニ展開…
ソビエト・ベルリンの壁崩壊…
終身雇用の崩壊…

だれしも予想できなかった崩壊・混乱・再生。
いかに時代というものは、読みにくいものなのか?
混乱することは悪いことじゃないんだよ。

混乱の中から坂本龍馬は生まれた…!しつこいかな俺。
※武田鉄矢さん語録

2006年から日本の人口は減り始めた。
“初めて”人口が減り始めた。初めて起きていることに対して、
ポンポンと解決策があるわけがないじゃないか…!

人口減少問題は、実際に人口が減少することによってでしか解決できない。
世代交代を、建設的に行っていこうという考え方、問題の見つめ方。

ただ、医療・介護・教育がサービス業=ビジネスになってるけど、
金融経済からは外して考えた方がいいんじゃないかな、と。
病院と学校だけは、利潤追求ができないから。

…そして、
著者はスゴい論を展開していく。

人に寿命があるように、会社や商品にも寿命がある。
数々の企業不祥事、経営者たちよ懺悔しろなんて言えない。
これ以上成長できない経営者が禁じ手を使ったのである。
株式会社というシステムの病が発症し、いままさに死のうとしてる。


利益確保、右肩上がりという幻想。もはや幻想なのである。
企業倫理というのは、儲からなくてもいいというスタンスから生まれる。
今持っている「当たり前」がどんどん幻想になっていく、それが移行期。

日本経済はこれ以上よくなる訳がない。
かといって、日本経済が落ちた訳ではない。
成長しきった日本が成長しない、これからは成熟と呼ぼう。

※武田鉄矢さん語録

仕事なんて何でもいい、気持ちを込めて働くこと。
そして、お金は不浄なもの、日本的なお金を“包む”という発想。
最後に「気前がよい」という江戸っ子的な考え方(→贈与に近い)。
日本人がかつて持っていた感覚を活用すると良いのではないか?

移行期的混乱(筑摩書房)/平川克美

※関連著書
東京ファイティングキッズ東京ファイティングキッズ
内田 樹 平川 克美


東京ファイティングキッズ・リターン  東京ファイティングキッズ・リターン―悪い兄たちが帰ってきた (文春文庫)



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2011/02/02 02:56 ] 【ひ】平川克美 | TB(0) | CM(0)
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