武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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After the Quake -今朝の三枚おろし/東北大震災の話

2011年06月13日~06月17日
2011年06月20日~06月24日 AM東海ラジオ放送まとめ

After the Quakeは神戸震災を書いた村上春樹の著作から拝借。
東北大震災後、精神的に大ショックを受けた武田鉄矢さんの手記を紹介。

After the Quake
(テーマタイトルのみ村上春樹著作※神の子どもたちはみな踊る/英訳本より)

今日はまだ泣いてないと気づいたのは、1ヶ月先のことだった。

一ヶ月も涙が止まらなかった武田鉄也さん。
俺は生き残ったんだ。そして俺は、激しく損なわれた者である。
見えない炎が燃えつづける(放射能)呪われたような日本…

震災翌日、歌のステージが中止になり、世田谷の砧公園で見た光景。
家族連れなどが穏やかにニコニコ笑って楽しそうにしている光景があった。
滅びの微笑みか週末の宴か…!?混乱の中にある、のどかさに戸惑う。

皆、自前の笑顔だった。
他人に頼らず、自分で笑顔でありたいと笑う人々。

暗黒エビスと呼びたくなる官房長官の毎日の報道…
うんざりするような暗いムードの中、テレビに頼らず笑う力。
自分たちの力でなんとかするしかない!と決心した日本人を感じる。



やってくれよ花見くらい、人が楽しそうに花見やってるのをみて「笑うな!」なんて八つ当たりするなんて、落ちぶれちゃいないよ!

仙台の被災者の言葉。
他人を責めることで被災者であろうとすることはしない。
ある意味、人類史の奇跡のような言葉がガレキの中から芽生えている。


私たちはいいんです、もっと困っている人がいますから、あちらに言って下さい。

なぜ、これほど美しい言葉があるんだろう?
一体、日本になにが起こっているんだろう?
それは…神話の力ではないだろうか?

天皇皇后が海に頭を下げ、地を鎮める行為のような神話力。
古代日本からつづく力を感じてしまう。



知事から馬鹿にされ、町長から罵倒され…
ここに住んでみろと住民に怒鳴られて…
無能と罵られる管総理…

しかし、それはそれで良かったのかも知れない。
自前の愛国心で頑張ろう!という気づきを与えたのかも知れない。

笑顔、勇気、愛国心…。
誰にも頼らず、政府に依存しない自前の愛国心が芽生えた。




2週目。
マイケル・サンデル教授の緊急特番から三枚おろし。


2011年4月16日(土)NHK放送
『究極の選択 大震災特別講義~私たちはどう生きるべきか~』
(日本・上海・ボストンの学生が集まり、三都市同時講義)


暴動・反乱の起きなかった東北大震災の人々に対する、外国人の驚き。
首都圏ではなく、地方で起きた奇跡(に見えた)という地震後の東北。

しかし上海の学生の主張。
「被災地には同情するけど、第二次大戦の日本虐殺は許さない。」
うんざりとした、イラっとした顔をするサンデル教授。

「わかった、ちがう意見を持ってるものはいないかな…ボストン?」
すかさず話を変えたサンデル教授。


正義の「義」は、羊の下に「我」。「我」とは、人が矛を持って立っている姿。
『私は、あなたのために生け贄を差し出しますよ…』それが正義の「義」。
つまり正義とは、行為である。価値観ではない。

お金のかからない愛国心をもつ日本人。
諸外国は、愛国心を持たせることに莫大な投資をするが、
日本人は、今まさに自前の愛国心で立つ。管さんがどうのこうのではない。


出演していた高畑淳子さんの主張。
家族のためならば自分は死ねるが、他人のためには死ねない。
人として正直な主張に、サンデル教授はあまり賛同してる顔をしない。

元アイドルの死亡(キャンディーズ田中好子さん)。
55歳の若さで…死の意味ではなく、死のタイミングについて考えた。
あの衝撃の遺言テープを聴き、宮沢賢治の辞世の句を思い出す。


方十里 稗貫のみかも 稲熟れて
み祭三日 そらはれわたる
病のゆえにも くちん いのちなり
みのりに棄てば うれしからまし


学者、ドナルド・キーン氏。
震災後に日本に帰化して永住する意思を表した人。
東北の人たちを見て「こういう人たちと、共に死にたい」と語った。

日本の何がいいんですか?と聞かれたキーン氏は答える。
「日本には物語、ストーリーがあります。」
「中国にあるのは歴史、ヒストリーです。」



海援隊で被災地へ歌いにいった話。
おばちゃんから、おひねりをもらったときの心境。
ただ楽しみたいのではなく、歌と何か交換して絆を感じたい人。


政治や科学が無力になったとき、私たちを励ましたものは何か?
世間一般で認知されていた次元を超えた人間性が発見された。
世界標準から繋がっていない、神話のような力が支配していた。

日本の人々が芯にもっていたものが、ありありと見えた震災。
日本人の本性が見えた。それは神話力…。
またいつか改めて三枚におろすと予告。



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
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[ 2011/06/22 10:52 ] 番外編 | TB(0) | CM(0)

今朝の三枚おろし【希望とは自分が変わること/養老孟司】

2011年05月30日~06月03日
2011年06月06日~06月10日 AM東海ラジオ放送まとめ。

先週の予告[6月に入ったら震災三枚おろしをやる。]を受け、
今回は養老孟司だが、話の内容は震災関連が多い。



大言論シリーズ第一弾、惹きつけられるタイトル。
震災ショックでやる気をなくしてた時にこのタイトルを見て、
(そうか…希望は自分の外側の変化にはないのか)と感じた鉄矢さん。

バカの壁を読んでも、何言ってるか全然分からない!と鉄矢さん。
言葉がむずかしいですよねー!と水谷さん。

養老孟司の大言論〈1〉希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)
養老 孟司
新潮社


「電脳社会」

電脳…でなんか気持ち悪い!
カルト集団が頭にいっぱいボッチを付けてるようなイメージ。

ネット社会のことを電脳社会と呼ぶ著者。
著者はネットが苦手。誰かの脳を経由してきた情報ばかり。
ネットは、野生の果物をもいだような、もぎたての情報ではない。

脳はたかだか1500グラム、肉体ほどには信じられない。
体はよく働くが、誉めてもたぶん聞いちゃいない。
著者曰く、意識は、私の体の都合で変化する。


脳の外に旅してみようよ

それは、正しい法則をひとつに決めてしまわないこと。

ニュースは変わらない、しかし人間は変わる。
ニュースを読んだキャスターは50年後、おそらくこの世にはいない。

つまり3.11という出来事は変わらない。
しかし被災者も日本人も、今まさに変わっている。

情報は変わらない、人は変わる。
つづめて言えば著者曰く、人は死んで情報を残すのである。


少し難しいへりくつ。
「同一性が支配する世界」と「万物が流転する世界」が同居している。
毎日のニュースを見ていると、世の中が変化しているように見える。
一報で、歴史的な視点からすれば、変化しているのは人間のほうである。


真実とは、理屈ではなく「共感」である。人は嘘のなかに真実を見つける。

ハリーポッターや千と千尋の神隠しの中が何故うけるのか?
人はファンタジーにこそ真実を見ようとする。

池上さん。批判をしない池上さんのテレビ番組。
真実に迫るのではなく、解説という“かたりべ池上物語”の中に
多くの人が、今の日本の真実を見つけようした。

池上さんの声は、ニュースキャスターの声じゃないですね。
日本昔ばかしを語るファンタジーの声ですよ、と鉄矢さん。


自分なくしの旅に出よう。

自分を探すのではなく、無になる。
自分を無くすことが、自分を完成させる第一歩という考え方がある。

日本人のもっている独特の宗教観について。
養老教授は言う「この国では、すべての国民がただの人である。」



2週目。
日本人は、ただの人。
しかし、ただの人ではない天皇の話から。

天皇とは、
日本でいちばん長い歴史をもつ家族。


巫祝(ふしゅく)。
国民の代わりに、幸せを願う天皇。
震災後、東北の海に向かって頭を下げる天皇皇后。


宗教国家アメリカに対し、天皇家は科学者だらけ。
粘菌学者の南方熊楠、昭和天皇が好きだったという。


雨にけぶる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思う


…と、和歌にして詠むほどに好きだったらしい。
(昭和天皇は、個人を詠んではいけなかったのに。)

自然に祈る天皇家、自然をどうするのか?
日本では、天皇家だけが解決できるのではないか?
“100年後の領土問題を外国と対話する”と考えてみる。


クイズ。
庶民の反対語。一般人の反対語は何か?

…芸能人?と水谷さん【答はエリート、エグゼクティブ、VIP】。

日本人は、庶民の反対後を説明する言葉を持っていない。


管首相は、班長さん。

“東大出のエリート”を良い意味で使うことはない。
ジンとくる言葉は、“東大出の貧乏人”…わかる。

リーダーは日本人
スターリン、ヒットラー、毛沢東…そんなリーダーは日本にいない。
国を救うが、国民を危険に晒す。反対する者は皆殺し。
そんな権力者は日本人はいない…ましてや管さんは論外。

じゃあ何?何と呼ぶの?管さんのことを?
ただの人?いいやちがう、班長さんでいい。

リーダー指導者と呼ぼうとするから、腹が立つんだと言う鉄矢さん。
親方、網元など、江戸期の職業現場における呼び名がぴったり。



思想は、人間を幸せにしたことは一度もない。
人間は、身体が幸せならそれでいい。
朝ケンカしたのに、夜は一緒に晩飯を食べる。幸せじゃないか。


個人主義なんてものは存在しない。個人もない、個心もない、
では個人とは何か?個体主義である。

誰にも分からない私や、誰も考えつかないアイデアを持つ私なんてものは…実は、世界全体に対して、迷惑なのである。

世界に一つだけの花、それは、すぐに絶滅する。
ありふれた花が繁殖していく。
歌は、良い歌なんだけどナァ…と水谷さんがフォロー。

情報は変わらない。個人は変わる。
なのに、メディアは日々変わるべく情報を伝える。


今日一日という出来事のなかで変化する世界や出来事。
しかし、その出来事は変わらないが、歳をとる人間は変化する。

変わる情報、変わらない人間。
いやいや、情報はかわらない、人間が変わる。
…と、ふたつの矛盾する概念が混在する世界。

ふたつめの「人間が変わる」という概念を忘れがちな世間。
人間は変わる、それを希望と呼ぶ養老孟司。



希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)(新潮社)/養老孟司


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
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[ 2011/06/10 19:06 ] 【よ】養老孟司 | TB(0) | CM(0)
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