2011年11月21日~11月25日
2011年11月28日~11月30日 AM東海ラジオ放送まとめ
まずは1冊目。
著者、オックスフォード名誉教授。
(後に2冊目。日本医師の著作を紹介予定。)
鉄矢さんが最も印象深かったという一文。
我々が本から影響を受けるのは、我々の側に受け入れる準備ができていて、さらに我々が進んで行けるのと同じ道をその本が少しだけ先に進んでいるとき。その時だけである。放射能の恐怖を考えるとき、理性が必要だという著者。
月100ミリシーベルトの被曝が危険がどうかを論じている。
日本は年間1ミリシーベルトが安全基準。
信じられない100ミリシーベルトの安全圏内論。
火を使うサル=人類。中性子を使った火のおこし方を発明。
本質は全て太陽。炭化した樹木を元に炎を作ったように、太陽をマネすること。
放射線は波の力で分子を動かす。熱ではない、波である。
放射線とは、移動中のエネルギーである。
環境には耐えず放射線があふれている。
ラドン、宇宙からの放射線、病院の中もしかり。
放射線が人体の細胞へのリスクはシーベルトで表す。
(イギリスでは年間2.7ミリシーベルト。)
仮定。放射線を浴びないことを健康と定義する。
太陽光を浴びていけない、ラドン温泉もだめ。
歯医者もだめ、病院で治療を受けてはいけない。
放射線ゼロがリスクゼロであることは有り得ないという原則。
まずはこれを覚えておいてください、と鉄矢さん。
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ここで本を乗り換える。1980年、岡山に産まれ内科クリニックの先生。
子供については、1ミリシーベルト以下こそがゼロリスク。
一冊目ウェード・アリソンと2冊目の土井里紗医師には共通点がある。
数週間以内に250ミリシーベルトを浴びたら白血球が減少。
100ミリシーベルトでは妊娠に影響が必須になる。
これが放射線の確定的影響、原発職員の常識。
暫定基準値への不審。アメリカ系、イギリス系それぞれの団体で基準値がちがう。
あまりにもかけはなれた数値基準が事実としてある。
一冊目はアメリカ系・・・?
2冊目の土井里沙先生はイギリスICRPの数値を採用。
しかし2人の共通意見としてチェルノブイリは良き前例にならない。
もともと子供の甲状腺ガンがもともと高かった地域である。
事故後のチェルノブイリには野鳥が巣を作って繁栄している。
全く理由がわからない野鳥の繁栄がある。
避難住民のガン死亡の原因がストレスなのかどうか、
これも全く判断ができないチェルノブイリ。
あまりにも違う二人の著者の放射線知識。
なぜこんなにも違うのか?それは人間の見方・捉え方が違う。
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2冊目の里沙先生は言う。
放射線による汚染がなくても、今や2~3人に一人はガンで死ぬ時代です。ストレス、農薬、電磁波、アルコールなどなど・・・
数あるがんのリスクに放射能が加わっただけ。慌てることはない!
びっくりするぜ!と予告して、
放射能に負けない身体の作り方は次週につづく。
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2週目。
放射能に負けない身体の作り方。
紫外線を避ける。パソコン・携帯をなるべく使用しない。
タバコをやめておく。(タバコは身体にホットスポットを作る。)
ワカメ・味噌・玄米を摂取。(広島長崎の実例がある。)
流行のアンチエイジングが、放射能に負けない身体を作る方法と大体同じ。
ここでアリソン教授に戻る。
数字だけで見る放射能事故の一覧表。
(明らかに事故が原因での死亡数)
1979年3月スリーマイル 0人
1986年4月チェルノブイリ 50人+α
2009年2月オーストラリア山火事 209人
2001年9月アメリカ同時多発テロ 2996人
1945年2月ドレスデン 3万5000人
広島・長崎は10万人+α・・・
賛成・反対のイデオロギーが理性を超えて差別を作る社会。
今必要なのは核を学ぶことである。と著者は言う。
全くかけ離れた2人の著者の主張の違いこそが、原子力の恐ろしさ。
とことん語り尽くしたとこのテーマは終わる・・・が、
次はアインシュタインまでさかのぼろう!!
※
1冊目
放射能と理性 なぜ「100ミリシーベルト」なのか(徳間書店)/ウェード・アリソン※
2冊目
放射能に負けない体の作り方 (光文社新書)/土井里紗※
武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
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