武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【寅さんとイエス/米田彰二】

2012年11月12日~11月16日 
2012年11月19日~11月23日 AM東海ラジオ放送まとめ

一種の文化論。
キリスト教関係の著者。

何が本当で何が正しいか分からない。

宗教の解釈とは、アイデアである。
寅さんの印象を聖書に探す著者の取り組みは、頷かざるを得ない。

寅さんとイエス寅さんとイエス (筑摩選書)
米田 彰男
筑摩書房


聖なる無用

愛は触れることではない、寄り添うことである。
寅さんは贈与するが、返礼は受けとらずに旅に出てしまう。

2011年3月の震災。
仮設住宅で打ちひしがれる人々を励ますために、
プロジェクターを持っていき、見たい映画は「寅さん」だった。

単なる娯楽だろうか?
神にすがるがごとく、寅さんにすがったのではないか?
著者は、寅さんにイエスと共通した宗教性を感じた。


ここから鉄矢論。
寅さんに宗教性があるのは当たり前。
寅さんは、盆と正月に上映されていた。

著者も言う、寅さんには神話の形式が潜んでいる。
尊き身分の人が、卑しい低い身分の中へ紛れ込む。
寅さんは一度ハブに咬まれて死んでいるが、下町へ蘇る。

復活を目撃したエルサレムの人々と同じ、私です!と鉄矢さん。
奄美大島へ大揺れする船で丼を食べたり喜劇のシーン。
島へ着き、ハブと格闘して咬まれる。

笑い芝居をやりながらも徐々に毒がまわる開演。
唖然とする周囲の人々と涙の出ない妹のさくら。

ここからが衝撃のラストシーン。
アパートの一室に線香があがっている。
突如ドアが空いて帰ってくる寅さん。お茶を出すさくら。

ふと見ると寅さんはいない。部屋を見回し探す。
窓から見下ろすとブランコに乗った寅さん。
お兄ちゃん!と叫ぶさくらを、恋人が抱きしめる。

「寅さんは死んだんだ!」と言われ号泣する妹さくら。
誰もいないブランコが揺れている。

あんな殺し方をすることはないだろう、と抗議が殺到。
大阪のやくざ者が動き出したという。嘘か誠か。

故郷がそっくりな虎さんとイエス

エルサレムを東京とすると、ガリラヤは水元公園あたり、
江戸川がヨルダン川にあたる。
あの名乗りもそっくりに置きかえられる。

ヨルダン川で産湯を使い、姓はナザレ、名はイエス。
人読んで、イエス=キリストと発します。

ばったり寅さんとイエスが会ったらどうなるのか?
著者は詩を書いている。寅さんに置きかえて読む鉄矢さん。

寅さん 「おまえさん、遠くからきたのかい?」
イエス 「はい、非常に遠くから来ました。」

寅さん 「ふうん、長くかかったかい?」
イエス 「はい、長くかかりました。」

寅さん 「へえ、どうしたんだい、青白い顔してさ。」
イエス 「旅で疲れたのでしょう。」

寅さん 「ふうん、で、おふくろは達者かい?」
イエス 「はい。」

寅さん 「おふくろはなんて名前だい?」
イエス 「マリアと申します。」

寅さん 「おい、どうしたんだいその手の怪我は!?」
イエス 「いえ、どうしたという訳ではありませんが・・・」

寅さん 「あ、わかった!おめえ俺と同じ渡世人だな!?」


寅さんから世間を教えてもらったという鉄矢さん。
純情編の泣ける話を涙ながらに語りつつ、次週へ続く。



2週目。
イエスは笑ったのではないか?
弟子たちと赤ワインで一杯やってるイエス。

人間は絶対にひとりじゃ生きていけない。
そこに早く気が付かなければいけない、分かるかい寅次郎くん。

蔑まれている人のほうが、先に天国に行ける。
イエスは単純な人が好きだった。寅さんもそう。

インテリというのはですね、考えすぎるからテレビの配線のよう。
ごちゃごちゃ混み合っている。その点、寅さんは単純である。


メロン一つで大喧嘩になったとらやの話などから脱線。

フランス哲学者・レヴィナスの語る「愛の現象」が
バス停で出会ったおばあちゃんとの逸話に込められている。…など。

寅さんもイエスも、一度会ったら忘れられない人だった。



寅さんとイエス (筑摩選書)/米田彰二


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ
「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2012/11/13 01:34 ] 【よ】米田彰男 | TB(0) | CM(0)
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