武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【フロー体験 喜びの現象学/チクセントミハイ】

2011年01月24日~01月28日
2011年01月31日~02月04日 AM東海ラジオ放送まとめ。

フロー
…集中するというか、スポーツなどで難しい記録を達成してしまう人の状態。
手がつけられないほど、神がかったような集中力の発揮。

「ゾーンに入った!」とかよく言う、アレです。
武田鉄矢さんの場合は、俳優業で体験することがある。
狂気と正気のラインを歩くような感覚らしい。

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
M. チクセントミハイ Mihaly Csikszentmihalyi
世界思想社

チクセントミハイっていう変わった名前の教授。
私たちは喜びを求めてるくせに、何が喜びかを知らない。

喜びを説明できますか?

私たちは、ルイ14世よりも確実に、家康よりも信長より豪華なものを食べてる。
旅行するのであれば、ローマ皇帝よりも安全で、清潔な服を来て旅をしている。
情報も、アリストテレスやソクラテスよりも豊富な情報量に囲まれている。

…なのに、無為と倦怠と不安が心を支配している。
これは一体、どういうことなのか?

(なんて解説してる間に、南こうせつ・さだまさしスタジオに現れて
挨拶してる間に時間いっぱい!ちょっと珍しい場面もありましたが…)


話をフローの実体験・実例に戻していく。
死ぬ前の幻想

ヒットラーに捉えられ、ガス室へ行くのを待つ、ある老婦人の体験。
その老婦人は、幸福そうな顔でほほえんで座っている。

ある人が、その不思議な光景を見て、なぜ微笑んでいられるのか?
と聞いたところ、老婦人は、はっきりと答えた。

「拷問を受けなければ、今までの幸せを振り返ることはなかった」
「私は、いま本当に幸せだ。幸せの本当の意味が分かった。」

…あなたは死ぬことが怖くないのですか?
さらに疑問をぶつけた。

「ちっとも怖くありません。そこに見える樫の木が、私を呼んでいる。」
「私は永遠だ、そう言って私のことを待っている。」
「死ぬ前にこんな幻覚を見ることができる私の心は、幸せに満ちている。」


ゴッホのフロー体験
ゴッホが見ていた風景。

生前は全く売れなかった。それでも、自殺直前まで描き続けた。
揺れる糸杉、渦巻く大気。ゴッホは世界が、そう見えていた。
その目に映る、特別な風景こそフロー体験だと言える。

売れずに描いていたゴッホと、その絵を持っている現代人。
どちらが幸せなんだと言えるだろうか?


フローは苦しい。

例えば、金メダルを取った、その瞬間!
世界の記録を塗り替えた、その瞬間!

その瞬間は、その選手が最もストレスを感じている瞬間だと言える。
だって、ものすごい苦労の上の結果なんだもの。
楽しくて愉快で安楽なフロー体験はありえない。


苦痛が人格をつくる。

カオス=無秩序 …死に対する潔さ。騎士道・武士道などのイメージ。
国家=秩序 …生に対するこだわり。幸せを追求する現代。

チクセントミハイは、死=カオス=無秩序を受け入れ、
コントロールする自己形成する知恵を、フローの中に見いだす。

現代は、言葉がヒステリックなほど、人に受けやすい。
死ぬときは、潔くありたい。なのに、泣き叫び混乱しそうな人が多い。
弱い自分をさらけ出して、ヒステリックになってみせる。

自己を統制する能力が高いことは、あまり評価されていない。
苦痛を避けたいワガママを表現するほうが、正直だと思われる。
それは良くない。パターン化された思考は危険だ。

もう一度、苦痛を脳に与える機会をつくる。
苦痛をのりこえながら、集中力や複雑な思考を身につける。


少し難しい話になってきた…
が、このテーマは来週につづく…(加筆予定)


心理文化人類哲学者のチクセントミハイさん…と紹介しながらも、
ゴルフで楽しそうにはしゃく、ブサイクな老夫婦の幸せは至高だ!
という、ちょっとふざけた例え話で始まる2週目…。

意識は、水に似ている
フローとは、その水に流れを与えるものである。
流れは速さを持つ。意識が速く流れたときに、
意識の流れを泳ぐ奇術を個人が持っている。

※武田鉄也さん語録

どうしたらフロー状態になれるのか?
本書には、そのメカニズムを解説してない。

ハウツー本じゃないのが、著者の良心。
そのかわり、フロー体験の達人の例を数多く紹介している。

※武田鉄也さん語録


ここでウチダ先生の言葉(内田樹)
人生に迷ったときの三箇条。

礼儀正しさ
…どこでもコミュニケーションが取れる、友人ができる。

オープンマインド
…心を開いておく。閉じていては行けない。

身体感度の精度を高める
…カラダを人に触れられる、風がまとう、感覚を大切にする。



月並みな画家は、何を描くかが分かっている。
独創的な画家は、何を描くか決めずに描き始める。

そうすることで、予期もしない色や形にであう。
絶えず修正をくり返すことによって、独創的な絵を産み出す。

自己目的的自己
この難しい言葉を、ゴルフの練習に例えて解説。

あんだけ練習したから成果があってもいいんだ!
とか思ってる時に限って、思わしくない結果が多い。

目的をスコアカードに刻むことを目標にしない。
ゴルフが上手くなるのをあきらめる。
ゴルフの練習そのものを自分に刻むことを目標にする。
そうすると、ゴルフが楽しくなる。幸せになる。

※武田鉄矢さん語録

うまくいってない夫婦関係もそう。
朝起きて、今日はどんなにイヤなことがあるだろう?
あえてそう思って、一日を始めてみると…

意外とイヤなことなんてなかったりする。
今日こそは楽しく暮らしたい、と思っちゃうから
「なんでそんな言いかたするの?」ってなっちゃう。

フロー体験をして幸せになったのではなく、
フローそのものが、実は幸せなのである…。



フロー体験 喜びの現象学(世界思想社)/チクセントミハイ



武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
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