武田鉄矢「今朝の三枚おろし」からオススメ本と、ためになる話。

東海ラジオ・カニたく言ったもん勝ちの9時過ぎコーナー「今朝の三枚おろし」から、武田鉄矢さんが紹介した本や放送内容、ためになる話を記録・紹介しています。

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今朝の三枚おろし【希望とは自分が変わること/養老孟司】

2011年05月30日~06月03日
2011年06月06日~06月10日 AM東海ラジオ放送まとめ。

先週の予告[6月に入ったら震災三枚おろしをやる。]を受け、
今回は養老孟司だが、話の内容は震災関連が多い。



大言論シリーズ第一弾、惹きつけられるタイトル。
震災ショックでやる気をなくしてた時にこのタイトルを見て、
(そうか…希望は自分の外側の変化にはないのか)と感じた鉄矢さん。

バカの壁を読んでも、何言ってるか全然分からない!と鉄矢さん。
言葉がむずかしいですよねー!と水谷さん。

養老孟司の大言論〈1〉希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)
養老 孟司
新潮社


「電脳社会」

電脳…でなんか気持ち悪い!
カルト集団が頭にいっぱいボッチを付けてるようなイメージ。

ネット社会のことを電脳社会と呼ぶ著者。
著者はネットが苦手。誰かの脳を経由してきた情報ばかり。
ネットは、野生の果物をもいだような、もぎたての情報ではない。

脳はたかだか1500グラム、肉体ほどには信じられない。
体はよく働くが、誉めてもたぶん聞いちゃいない。
著者曰く、意識は、私の体の都合で変化する。


脳の外に旅してみようよ

それは、正しい法則をひとつに決めてしまわないこと。

ニュースは変わらない、しかし人間は変わる。
ニュースを読んだキャスターは50年後、おそらくこの世にはいない。

つまり3.11という出来事は変わらない。
しかし被災者も日本人も、今まさに変わっている。

情報は変わらない、人は変わる。
つづめて言えば著者曰く、人は死んで情報を残すのである。


少し難しいへりくつ。
「同一性が支配する世界」と「万物が流転する世界」が同居している。
毎日のニュースを見ていると、世の中が変化しているように見える。
一報で、歴史的な視点からすれば、変化しているのは人間のほうである。


真実とは、理屈ではなく「共感」である。人は嘘のなかに真実を見つける。

ハリーポッターや千と千尋の神隠しの中が何故うけるのか?
人はファンタジーにこそ真実を見ようとする。

池上さん。批判をしない池上さんのテレビ番組。
真実に迫るのではなく、解説という“かたりべ池上物語”の中に
多くの人が、今の日本の真実を見つけようした。

池上さんの声は、ニュースキャスターの声じゃないですね。
日本昔ばかしを語るファンタジーの声ですよ、と鉄矢さん。


自分なくしの旅に出よう。

自分を探すのではなく、無になる。
自分を無くすことが、自分を完成させる第一歩という考え方がある。

日本人のもっている独特の宗教観について。
養老教授は言う「この国では、すべての国民がただの人である。」



2週目。
日本人は、ただの人。
しかし、ただの人ではない天皇の話から。

天皇とは、
日本でいちばん長い歴史をもつ家族。


巫祝(ふしゅく)。
国民の代わりに、幸せを願う天皇。
震災後、東北の海に向かって頭を下げる天皇皇后。


宗教国家アメリカに対し、天皇家は科学者だらけ。
粘菌学者の南方熊楠、昭和天皇が好きだったという。


雨にけぶる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思う


…と、和歌にして詠むほどに好きだったらしい。
(昭和天皇は、個人を詠んではいけなかったのに。)

自然に祈る天皇家、自然をどうするのか?
日本では、天皇家だけが解決できるのではないか?
“100年後の領土問題を外国と対話する”と考えてみる。


クイズ。
庶民の反対語。一般人の反対語は何か?

…芸能人?と水谷さん【答はエリート、エグゼクティブ、VIP】。

日本人は、庶民の反対後を説明する言葉を持っていない。


管首相は、班長さん。

“東大出のエリート”を良い意味で使うことはない。
ジンとくる言葉は、“東大出の貧乏人”…わかる。

リーダーは日本人
スターリン、ヒットラー、毛沢東…そんなリーダーは日本にいない。
国を救うが、国民を危険に晒す。反対する者は皆殺し。
そんな権力者は日本人はいない…ましてや管さんは論外。

じゃあ何?何と呼ぶの?管さんのことを?
ただの人?いいやちがう、班長さんでいい。

リーダー指導者と呼ぼうとするから、腹が立つんだと言う鉄矢さん。
親方、網元など、江戸期の職業現場における呼び名がぴったり。



思想は、人間を幸せにしたことは一度もない。
人間は、身体が幸せならそれでいい。
朝ケンカしたのに、夜は一緒に晩飯を食べる。幸せじゃないか。


個人主義なんてものは存在しない。個人もない、個心もない、
では個人とは何か?個体主義である。

誰にも分からない私や、誰も考えつかないアイデアを持つ私なんてものは…実は、世界全体に対して、迷惑なのである。

世界に一つだけの花、それは、すぐに絶滅する。
ありふれた花が繁殖していく。
歌は、良い歌なんだけどナァ…と水谷さんがフォロー。

情報は変わらない。個人は変わる。
なのに、メディアは日々変わるべく情報を伝える。


今日一日という出来事のなかで変化する世界や出来事。
しかし、その出来事は変わらないが、歳をとる人間は変化する。

変わる情報、変わらない人間。
いやいや、情報はかわらない、人間が変わる。
…と、ふたつの矛盾する概念が混在する世界。

ふたつめの「人間が変わる」という概念を忘れがちな世間。
人間は変わる、それを希望と呼ぶ養老孟司。



希望とは自分が変わること (養老孟司の大言論 1)(新潮社)/養老孟司


武田鉄矢さんメインパーソナリティ人気ラジオ番組
BBQRインターネットラジオでも無料放送。東海ラジオ「かにタク言ったもん勝ち」9:15頃~放送/平日
[ 2011/06/10 19:06 ] 【よ】養老孟司 | TB(0) | CM(0)
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